11・10~13訪韓団、馬山~ソウルへ
  感激の全国労働者大会

 韓国サンケン闘争を支援してきた人々などによって、11月10~13日に訪韓団が送られた。その一員の東風徹さん(韓国良心囚を支援する会全国会議)より、以下のご寄稿をいただいた。(編集部)

 馬山の韓国サンケン労組訪問、12日の民主労総全国労働者大会参加などの韓国フィールドワークに参加してきました。韓国サンケン労組の方々とは、キム・ウニョンさんをはじめとする日本遠征団の訪日まもない昨秋の時期に、亀戸公園での団結祭りでお会いしたのが最初でした。この折も、サンケン支援事務局の尾沢さんが、遠征団を多くの労働者に紹介したのが闘いの出発点となりました。勝利したサンケン闘争、わたくしも不十分ながら一端を担えたかと思い、今回の訪韓団に参加させていただきました。
 さて出発の当日、始発の電車で羽田に向かったのです。かなり早めに到着し、一服しながらバックを開けてパスポートを取り出したところ、なんと期限切れの古いパスポート!     何とか間に合うかもと、切り替えたばかりのパスポートを取りに家に戻りましたが、やはり予定便には間に合わず。7時間ほど後の金浦空港行きの便に乗りました。しかも、ソウルから馬山行きのKTXは便も少なく、ソウル駅で3時間も待たされるはめに。馬山に着いたのは未明の一時頃。初日の韓国サンケン労組訪問と歓迎会には、全く参加できませんでした。翌朝、参加メンバーから聞いたところ、その頃は三次会のカラオケだったそうです。
 翌11日は、馬山の3・15記念館(60年4・19革命の発端となったのが、馬山の学生・市民による決起)を皮切りに、ソンジュ(星州)のサードミサイル配備反対闘争の現地へ。現地の農民、宗教者からていねいな説明を受けました。このあと、韓国サンケン労組の方々を含めた馬山の金属労組のバスに便乗させていただき、労働者大会前夜祭に参加するためソウルに向かいましたが、道路渋滞で間に合わず。
 12日は朝、ソウル地下鉄から仁川に行き、民主労総仁川地域本部を訪問。仁川地域本部長から、仁川における非正規労働者の闘いなどが紹介されました。続いて徴用工像の見学に行き、仁川地域本部長などから説明を受けました。
 午後、ソウル市庁舎前広場の全国労働者大会へ。広場は労働者でいっぱいに埋め尽くされ、周りは組合旗が無数にはためいていました。大会の開始に先立ち、「イムのための行進曲」を参加者一同で歌い、わたくしの気分も最高潮に。後で知りましたが、大会では韓国サンケン労組の闘いと私たち支援の日本人が紹介されたそうで、帰国後も感激となりました。大会終了後のデモにも、最後尾のほうで参加しました。参加者5万を数えるデモにもかかわらず、警察の規制は行なわれなかったためか、一時間ほどで解散地点に着きました。
 関西からの合流組を含め私たち総勢21名は、その後徒歩で韓国労働党本部に向かい、AWC韓国委員会と交流。この交流では、韓国左派の一端を知ることができました。
 最終日の13日は、自由行動となり、羽田発のグループと共にソウル市内を見学。昨年から今年にかけたキャンドル革命の現場である光化門の大通りを散策。セウォル号惨事の追及を続けるテントを訪問し、弔慰を示しました。建て替え中の日本大使館前では、少女像の防衛を続けている学生さんと交流。タプコル公園の3・1運動レリーフ、平和市場のチョン・ティル像の見学。折りしもこの日は47回目の命日で、チョン・ティルさんの弟さんに会えました。
 今回の訪韓は、わたくしの大失敗も含め、度重なるサプライズに恵まれました。韓国サンケン労組の皆様、また尾沢さんや通訳の方々には大変お世話になりました。(11・30記)