10・1~2
 第28回コミュニティ・ユニオン全国交流集会inひろしま
  団結深め、労働法制改悪阻止へ

 10月1~2日、平和公園を臨む広島市文化交流会館で、「第28回コミュニティ・ユニオン全国交流集会inひろしま」が開催された。今年は70団体、320名の仲間が全国から結集し、交流を深めた。
 1日午後1時から、コミュニティ・ユニオン全国ネットワークの第28回全国総会が開かれた。自治労中執の亀崎さん、参院議員の福島瑞穂さんなどから来賓の挨拶を受けた後で、全国総会の議事に入った。事務局長の岡本さんから、2016年の活動報告と17年の活動方針の提起があった。
 活動報告では、5月11日の東京・日比谷での大集会をはじめとした労働法制改悪反対のたたかいや、最低賃金を「今すぐ1000円に!」をスローガンとした最賃引き上げの全国各地でのたたかいなどの報告がなされた。北海道や東北、首都圏、東海、関西、中国・四国、九州など各ブロックでの活動が活発に行なわれ、組織的な広がりが進んでいることも報告された。
 活動方針では、労働法制改悪反対のたたかいが差し迫っていること、最低賃金を「今すぐ1000円に!」などのたたかいを更に全国的に展開していくことなどが提起された。また来年の全国交流集会を、10月に福岡市で開くことも提案された。報告と活動方針は全員の拍手で採択された。17年の役員体制も承認され、全国ネットワークのたたかう体制が整えられた。
 続いて、各地の闘争報告が行なわれ、姫路ユニオンの金田組・解雇撤回闘争、きょうとユニオンのIWAI分会の307日ストライキ、ユニオンみえのシャープ解雇撤回闘争などの報告がなされた。シャープ解雇撤回闘争は、外国人労働者37名の解雇撤回と職場復帰を勝ち取るなど、画期的な成果を挙げてきている。たたかいを通じて職場で組織を残し、拡大する成果が挙げられてきている、と感じた。
 記念講演は、広島電鉄の労働組合委員長の佐古正明さんから、「労働組合は、非正規社員の正社員化をどう成し遂げたのか」という報告が行なわれた。広島電鉄のほとんどの労働者が組合員として組織されていることを聞いて、多数の労働者を組合に組織することの重要性を改めて確認させられた。
 夜は、スクラムユニオン・ひろしまの仲間が用意してくれたご馳走を囲んで、交流パーティーが行なわれた。ご馳走を食べて、久しぶりに会った仲間と交流を深めた。
 翌2日は朝9時から、メンタルヘルス、いじめ・パワハラ、生活できる賃金、女性と労働、外国人労働者の組織化など12の分科会に分かれて、それぞれの課題についてより深く話し合った。
 最後の全体集会では、「労働法制の全面的改悪に反対しよう」などの内容の集会宣言を採択し、来年の福岡集会での再会を期して、今年の交流集会を終えた。(S)


10・16
 十回目を重ねた京都共同行動
   今こそ安倍政治を許すな

10月16日、京都市・円山音楽堂にて、「第10回反戦・反貧困・反差別共同行動in京都 変えよう!日本と世界~改憲阻止!安倍政治を許すな!~」が、約800名の労働者・市民・学生の結集で開催された。この毎秋の京都共同行動も今回で十周年、主催は同共同行動実行委員会である。
集会スローガンでは、筆頭に「戦争法廃止!集団的自衛権の行使を許すな!秘密保護法廃止!」が掲げられ、「日米韓合同軍事演習反対!日韓へのTHAAD(サード)ミサイル配備阻止!」なども掲げられている。
 冒頭、反戦・反貧困・反差別共同行動(きょうと)を代表して仲尾宏さん(代表世話人)が主催者あいさつ、「京都の地で10年間開催を勝ちとってきた力で、これまで以上の広範な団結をすすめ、京丹後Xバンドレーダー米軍基地撤去をはじめとする諸課題に立ち向かっていきたい」とアピール。
 集会は、趙博さん(浪花の歌う巨人)、川口眞由美さん(おもちゃ楽団)によるミュージックコラボを挟みながら、反原発の課題では中嶌哲演さん(原子力発電に反対する福井県民会議代表委員)、反基地の課題では北上田毅さん(沖縄平和市民連絡会・辺野古抗議船船長)の講演を受けた。
 中嶌哲演さんは住職衣で登壇し、国の原発立地政策を戦争になぞらえて、こう語った。「福島の被災で自殺を余儀なくされた人は、〝戦死者〟だ。広範な被災者は〝戦争難民〟だ。原発の押し付けは、そこで暮らしてきた住民からすれば侵略であり、植民地支配の押し付けだ」と。また中嶌さんは、全国各地の反原発の闘いの中で、住民自治をとりもどす重要性にふれながら、若狭・福井においても、これまでの外からの支援・連帯に感謝しつつ、本腰を入れた福井県民会議の長期的な闘う体制の強化を図っていきたいと表明した。
 続いて、沖縄より駆け付けてくれた北上田毅さんは、「まず、本来ここへ立っていなければならない山城博治さんが、連日の高江ヘリパッド闘争の指揮で来れない事をお詫びします」と述べながら、辺野古、高江の闘いを概括的に報告してくれた。
 「9・16に出された『辺野古違法確認訴訟』判決は、国の準備書面を通読しただけの不当な言い渡しだ。今後は、『岩礁破砕の許可申請』など、知事権限行使に関連した問題での国との攻防がまっている。これら県政・名護市政の動きとあいまって、我々の阻止行動が本体工事進捗の阻止へ道を開くことができるし、それが翁長県政への支援ともなる。敵に辺野古を断念させる、これへの展望は明るい」と報告した。
 一方、緊迫する高江の闘いについては、「北部訓練場の工事では、官憲の車両で業者を移動させるなど、弾圧体制を強める中、強行手段で工事が進められている。沖縄県は9月21日には、違法伐採、条例違反に対して知事文書で中止を要請したが、防衛局は無視している。まさに法を犯しているのは、国であることを露呈した。しかし我々の創意工夫ある阻止行動により、高江の闘いにも展望が広がっている。来れる人は是非とも、できれば車に乗って現地阻止行動に参加してください」と報告し、「みなさん!辺野古、高江の基地建設をつぶし、安倍政権に赤っ恥をかかせて、皆でカチャーシーを踊りましょう!」と意気高く訴え、大きな拍手となった。
 集会後半の連帯挨拶では、元衆院議員の服部良一さん(大阪3区予定候補)、釜ヶ崎日雇労組の三浦俊一さん、戦争あかん!基地いらん!関西のつどい実行委員会の中北龍太郎さん、米軍Xバンドレーダー基地反対・京都連絡会の福井さんらが挨拶した。福井さんは、11・6京丹後現地闘争への参加を訴えた。
 釜日労の三浦さんは、このかんの釜ヶ崎からの辺野古現地への連帯派遣、また辺野古カヌー隊の皆さんからの釜夏祭り・越冬闘争への支援連帯、という積み重ねの経験をふまえつつ、「沖縄現地へ行けば、人々の生活の中に、必ず基地をなくして平和・安心の生活を確立できるという気迫と確信をつかむことができる。皆さん、団結して勝利しようではありませんか!」と訴えた。
 集会後はデモに移り、河原町四条より京都市役所へ向け、観光客や市民の声援を受けつつ、「全ての基地を撤去しよう!」「戦争はいらない!」などを訴えて行進を貫徹した。(関西I通信員)
 

自衛隊は戦地へ行くな10・19国会前、10・30青森

 自衛隊の南スーダン派兵・新任務付与に反対して10月19日、「安倍の暴走止めよう・自衛隊は戦地へ行くな10・19集会」が、国会の衆参議員会館前で闘われた。戦争法強行成立から1年1ヵ月のこの「19の日行動」には、約6000名の労働者市民が結集した。主催は、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委。
 集会は、「駆け付け警護絶対反対」などのシュプレヒコールで幕を明けた。国会議員からは、民進党副代表の近藤昭一衆院議員、社民党副党首の福島瑞穂参院議員、日本共産党国対委員長の穀田恵二衆院議員が挨拶。
 続いて、戦争をさせない千人委員会の内田雅敏さんが、主催者挨拶。「戦争法廃止の闘いが今ひとつ広がらないのは、自衛隊だけの問題、他人事と考えている人がいるからだ。もう一つは、中国の問題だ。南シナ海の係争でオランダ・ハーグの仲裁裁判所が七月に出した判決を、中国が紙切れ同然に扱った姿勢は問題だ。安倍政権はこれを利用し、軍国化を進めている。世界平和は戦争法では実現できない。市民は外交によって平和を実現する。我々の闘いは、中国民衆に勇気を与えている。民衆との共闘を実現しよう!」と訴えた。専守防衛論に収束させるのではなく、国際連帯こそが大切と主張するものであった。
 次に、解釈で憲法9条を壊すな実行委の高田健さんが発言、「新潟では10月16日の知事選を、野党3党と民進党の義勇軍の参加で闘い勝利した。しかし東京10区・衆院補選での共闘は厳しい。安倍政権は、闘争拡大と野党4党の結束を恐れ、共闘にひびを入れようとしている。野党と市民の共闘で、野党共闘を実現するしかない」と指摘した。
 連帯挨拶では、沖縄一坪反戦地主会関東ブロックの木村辰夫さんがアピール。「基地の県内移設に反対する県民会議など3者の呼びかけで、『沖縄県民の民意尊重と、基地の押し付け撤回を求める全国統一署名』が今始まっている。来年1月に向けて、安倍政権を震え上がらせるほどの取り組みにする。翁長さんは、9・16不当判決を許さず最高裁に上告した。たとえ判決で負けることがあっても、知事の権限で闘い抜くと発言している。必ず勝つ。沖縄と本土の力を合わせて、基地建設阻止・安倍政権打倒を闘い取ろう」と呼びかけた。
 また、参院会派「沖縄の風」の糸数慶子参院議員も発言。「大阪府警から高江に派遣された機動隊員が昨日、沖縄県民を『土人』と呼ぶ暴言を吐いた。これは差別だ。我々は、この差別事件を絶対に許さない。」「今、自衛隊員が戦場に送られる。この暴挙に、かって戦場となった沖縄から怒りの声を上げる。辺野古や高江の闘いも、戦争法廃止の闘いも根は一緒。戦争の道をひた走る安倍政権を打倒しよう」と訴えた。
 続いて日本国際ボランティアセンターの谷山博史さんは、「南スーダンでは、7月に大規模な武力紛争が起こり各地に広がっている。マシャル副大統領(当時)の邸宅のある場所にも、政府軍の戦闘ヘリによる攻撃があり、PKO本部があるジュベル地区でも戦闘があった。子供たちが殺害され、男性が切り刻まれて火の中に投げ込まれている。これは、内戦以外の何物でもない。このままでは自衛隊は、戦争に巻き込まれる。南スーダン派兵の余地は無い」と断言、政府のごまかしを暴露した。
 最後に、総がかり行動実から行動提起。当面の闘いとして、①南スーダン派兵反対の防衛省申し入れ行動、②憲法審査会開催に際し傍聴行動の実施、③10月30日(日)の南スーダン派兵反対・青森現地闘争、11月19日の「19の日行動」(午後2時・議員会館前)、12月10日の沖縄集会(日比谷野音、午後)、これらへの結集を呼びかけて終了した。
なお、10・30の「自衛隊を南スーダンに送るな!いのちを守れ!青森集会」は、「戦争法廃止を求める青森県民ネットワーク」と「総がかり行動実」の共催で取り組まれ、青森駅前公園に県内・全国から1250人が結集、集会・市内デモ行進を行なった。集会には民進党、共産党、社民党のほか、参院青森選挙区の野党統一候補で当選した田名部まさよ参院議員が挨拶、総がかり実からは高田健さんがアピールした。(東京O通信員)