国会前
  集団的自衛権行使反対の行動あいつぐ
   閣議決定は阻止だ

 集団的自衛権行使の容認について国会審議が現在進行中のなか、国会や首相官邸の前では、多くの諸団体・個人によって、行使容認の閣議決定反対!解釈改憲を阻止しよう!の諸行動が続いている。
 五月十三日には、安倍首相の私的諮問機関・安保法制懇の報告書が提出されんとしていることに抗議して、「国会包囲ヒューマンチェーン」が行なわれた。主催は、130余団体が参加する「解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会」。
 参加者は、手に手に「世論は改憲を望んでいない」、「戦争をする国はいやだ」などのプラカードを掲げて結集。午後一時、一時半の2度のヒューマンチェーンを決行、約2500名で国会を取り囲んだ。
 五月十五日、安保法制懇の報告書が提出され、それを受けた安倍首相が政府の基本方針を表明した。報告書は、集団的自衛権・国連の集団安全保障措置・いわゆるグレーゾーンの3分野等で、自衛隊の武力行使を広範囲に認め、憲法解釈の変更を提言するものであった。安倍は「限定的に」と言いつつ、報告書に沿った閣議決定の意欲をさらけ出した。
 この日、国会傍の首相官邸前には、解釈で9条壊すな実行委など約2000名の労働者・市民が結集、安倍首相と安保法制懇への抗議行動を敢行した。
 また五月二七日にも、首相官邸前で、「閣議決定で戦争する国にするな!緊急行動」が同実行委の呼びかけで取り組まれた。
 六月会期末が近づく中、国会・官邸前や全国各地で、閣議決定阻止の大衆行動を圧倒的に繰り広げるべきである。(東京O通信員)


6・1大阪
  戦争への暴走STOP!御堂筋パレード
   米軍Xバンドレーダー
  基地の着工糾弾!


 五月二七日、関西で唯一の米軍基地となる米軍Xバンドレーダー基地(京丹後市・経ヶ岬)の工事開始が、米軍・防衛省によって強行された。
これに対し現地では、地元の「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」をはじめ京都、大阪などからの参加で、朝から抗議行動が闘われた。闘いはこれからだ。何がなんでも基地建設を阻止していこう。
六月一日、この米軍Xバンドレーダー基地建設反対を含め、集団的自衛権行使反対をメインに「6・1戦争への暴走STOP!御堂筋パレード」が行なわれ、大阪市・中之島公園女性像前に、暑いなか約600名が結集した。主催は、しないさせない戦争協力関西ネット、とめよう改憲!おおさかネット、憲法9条の会・関西などによる同パレード実行委員会。
集会は、基調報告を中北龍太郎弁護士、スピーチを石田法子・大阪弁護士会会長が行ない、ナンバに向けパレード出発。「戦争への道、集団的自衛権の行使を許すな!」「9条を守れ!」「秘密保護法なくそう!」などを叫んで闘いぬいた。(関西N通信員)