編集部だより

★三中総が成功裏に終了した。共産主義運動の再生か消滅か、安倍政権との対決をとおして労働者民衆の政治勢力を形成できるか否か、この重要局面に際して、反撃の一翼を担う労働者共産党としての態勢を整えることができた。★秋深し隣は何をする人ぞ。静かに過ごすひと時は、秋が一番だ。歳のせいか、「食欲の秋」とか「読書の秋」とかにはならない。人生の「終わり」を意識させられる秋になってきている。★「終わり」を意識しだすということは、その前に為すべきことを考えることでもある。しかし焦りを生み出す例が少なくない。まずは後退戦を強いられた長い時代が終わり、前へと踏み出す局面を現実へと転化するために、自分の役割を果たしていきたい。★それにしてもアメリカ帝国の衰えは、覆い難くなっている。先般アメリカは朝鮮の核実戦配備に対して、その武力破壊を決断できなかった。今回シリアに対しても、武力介入を公言しながらできなかった。帝国秩序の崩壊が広がっていくに違いない。★わが日帝・安倍政権はこの時とばかり、アメリカの統制の下その軍事的覇権を補完する仕方で軍事大国へ突き進もうとしている。しかしそれは、戦後秩序を内外にわたって崩壊させる。これとの闘いの中で新秩序を創造していく共産主義運動の勃興は、いま夢想すべきことである。(深山)