編集部だより

★暦の上では処暑が過ぎ、心なしか朝晩涼しくなったと思ったら、関東ではまた酷暑がぶり返すという調子であった。甲府市や四万十市では40度を超え、全国で多くの人が熱中症で担ぎ込まれる今夏であった。★政治も、暑く厳しい季節を迎えている。安倍政権は、議席上の参院選圧勝を背景に、原発再稼動・海外輸出、集団的自衛権行使の容認、辺野古新基地建設など、ごり押しの構えだ。★労働者民衆とともに我が党は、広範な共同戦線を築いて、これらを打ち砕くよう活動する。そして、革命的左翼諸派・共産党・社民党など左翼世界の大きな再編を含めた、民主的・左翼的「第三極」の政治勢力を実現し、新しい社会づくりに貢献する。★日本共産党は、参院選での前進を「自共対決の時代」と表現、各分野での「一点共闘」が支持を広げたと振り返る。政治勢力の統一戦線ではなく「自共対決」を掲げ、自党の指導を受け入れる大衆運動の組織化を方針に掲げている。★しかし、その勝利は、安倍政権批判票の一定の受け皿になったに過ぎず、安倍自民を打倒できる持続する勝利は考えにくい。大衆運動でも、個々の組織や個人を尊重した運動づくり、ネットワークづくりが、日共には問われている。★大衆運動こそが、安倍政権打倒の主力になった。統一戦線形成を支援し、労働者民衆の暑い闘いを!(大木)