編集部だより

★桜が春霞の中、美しく花ひろげ、春爛漫を迎えている。今年は例年になく開花が早く、三月下旬に満開となった。厳しい冬の寒さが開花スイッチを押し、いつもより早く開花させたと言う。★振り返って、昨年十二月総選挙で安倍自民党が勝利して以来、憲法改悪・原発推進の策動が強化されるなど、右翼的・反動的攻撃が強まっている。アベノミクスなる経済政策で円安・株高を演出、人気取りにつとめ、政権支持率を7割に上げている。古めかしいマネタリズムの経済政策はバブルを引き起こし、そのツケは労働者大衆に重くのしかかるにもかかわらず。★その裏で安倍政権は、七月参院選勝利を経ての「改憲」の準備を進めている。平和憲法の危機は迫っているが、9条守れのビラを受け取る人は少ない。★脱原発闘争でも、権力が経産省テント撤去の攻撃を強め、3・9明治公園でも逮捕者を出すなど弾圧を強めている。また原子力規制委員会も、敦賀原発活断層問題で電力会社への配慮に傾くなど、「原子力ムラ」の本性をあらわしている。★しかし情勢の厳しさは、闘争を強固に組織する基盤になるにちがいない。厳冬が開花を早めたように…。大闘争の実現、「第三極」創出、そんな予感がふくらんでいるのは、私だけだろうか。必ず労働者人民は立ち上がると…。(大木)