編集部だより

★先日の編集会議で、こんな話しをした。「在特会」の連中だが、記事では右翼とか極右とかではなく、「差別排外主義暴力集団」の文言で揃えたらどうか。これは、差別と法規制の問題にも関わると。★ネットの無責任言論から街頭に進出してきた「在特会」などの連中は、在日をおもに狙った意識的な差別扇動、組織的な妨害行為、集会乱入などの暴力性を特徴としている。一月二七日のオスプレイ配備反対沖縄県民大会実行委の東京行動に対しては、「売国奴」、「日本から出て行け」など罵詈雑言を投げつけた。連中に対する堪忍袋の緒が切れた人は多いだろう。★差別禁止法は、言論・表現の自由への権力的規制であるため、わたしもその立法化に反対だった。しかし意識的な差別集団の登場によって、その事情は変わったと思う。★右翼的、反共的な主張も、その言論・表現の自由は保障されねばならない。意図しないが客観的には差別となるもの、非組織的な差別発言、これらは糾弾闘争をふくむ社会教育の課題である。しかし意識的・組織的な差別扇動は、法的に鎮圧すべき犯罪である。★我々の若い頃なら法的云々の以前に、こうした連中は実力行使によって登場自体を許さなかった。今はそうもいかないが、法的対処も含めた、攻めの防衛活動を考えるべきだ。(若杉)