編集部だより

★七月の参院選挙で、かってないような負け方をした日本共産党が九月下旬、第二回中央委員会総会をひらき、敗北の総括を行なった。今日の日共は極端な議会主義であるから、中総が設定されるのは、我々の中総とは違って、ほとんどが重要選挙の前であるが、敗北総括の中総というのも珍しい。★そこでの志位委員長報告では、「消費税論戦の弱点」として、「反対」を言うだけのイメージとなり、「政治をこう変える」という建設的なイメージを出せなかった等が述べられているが、選挙区の総括では東京での敗北は語っても、沖縄選挙区はまったく沈黙している。議会主義者の頭では、沖縄で自民党を勝たせても、共産党独自で闘ったことは当然ということで、総括のテーブルにすら乗らない。★結局、「党の自力の問題」と総括。党勢「現勢調査」の今年一月集計によると、「党費納入は62%」にとどまるということで、なんだ、この党はと思ったが、「65歳以上の党員が約4割」(97年調査では2割)と高齢化、「問題は、若い世代、現役労働者のなかで党員拡大に成功していないこと」というくだりになると、急に他人事ではなくなってきた。★実は、わたしも八月の我々の中総で、まったく同じことを喋った。志位さん、悩み同じ。しかし解決方法は違うよ、と言いたいところだ。(若杉)