編集部だより

★参院選東京選挙区で、川田龍平さんが勝った。近年にない快挙だ。川田候補を支えた主力は、「虹と緑」に参加する各議員とその支持基盤のようだが、新左翼系の個々人もかなり応援に入っていた。★少なからぬ新左翼紙が川田支持を表明し、本紙も六月一日号で、川田に投票をと訴えた。わたしは当初、川田陣営は労働政策が弱いんじゃないかと思っていたが、マニフェストをみると、非正規労働者や低賃金の若い労働者の権利を重視した政策が強く打ち出されていた。国会議員になった川田氏が、若いワーキングプアーの代弁者としても奮闘されることを期待したい。★また本紙は比例区では、山内徳信に投票をと七月一日号で訴えた。トクシンさんは社民党の二人目の当選者となった。★山内氏の得票をみると、全国145666票の内、沖縄100178票、社民党が重点ブロックとし本人の遊説も行なわれた九州全県で28318票、東京2621票、大阪3026票などである。沖縄反基地連帯のバロメーターという観点からみると、東京、大阪の票はかなり固い連帯層ではあるが、やはり寂しい数である。各選挙区候補との関連を含め、詳しい方の分析をお願いしたい。★ともかく、大衆運動の現場で、国会議員としての川田、山内両氏と共に闘えるようになったことは、大きな成果である。(若杉)