参院比例区
  「辺野古に軍事基地はいらない」の声を国政へ
      山内徳信さんの圧勝を

 来たる参院選の比例代表選挙では、山内徳信予定候補へ、沖縄からのみならず「本土」からも圧倒的支持を寄せることが問われている。
 山内徳信さんへの投票は社民党の比例票にはなるものの、本質的には政党政派の問題ではなく、「辺野古に軍事基地はいらない」という声を沖縄・全国から沸き立たせ、沖縄基地撤去闘争の連帯した力で安倍政権を圧倒していこうという闘いである。山内さんは元恩名村村長として基地撤去の実績が豊富であり、また現在は「基地県内移設に反対する県民会議」共同代表として沖縄の闘いの先頭に立っている。彼の当選自体が、国政に反基地の砦を打ち立てることともなる。
 「本土」からどれだけ山内さんに支持が寄せられるかは、辺野古で自衛隊艦船も出動させた違法調査が強行されている情勢下での、「本土」各地での沖縄連帯のバロメーターでもあり、「本土」各地で「辺野古に軍事基地はいらない」の声を国政へ、山内さんを国政へ、の声をよりいっそう強めるべきである。
 東京では六月九日、「沖縄の海も山もクニ(国)のものかっ!」辺野古新基地建設に反対する緊急集会が池袋で開かれ、主催者の沖縄一坪反戦地主会関東ブロックの予想を上回る約三三〇人の参加で会場が溢れた。
 集会では、山内徳信さんが沖縄現地報告を行なった(集会名称は、山内さんの那覇防衛施設局との交渉での発言から取られている)。来たる参院選では、平和憲法を守り、命を守る国民的決起が問われている、平和憲法を生かしきったときに基地は動く、「風の如く、水の如く」闘い抜いて辺野古新基地計画を撤回させていこう、と訴えて大きな拍手であった。
 なお、首都圏の沖縄反基地運動の中心でもある一坪関東ブロックは、「これまでは特定政党の候補者の選挙支援は控えてきたが、今回は辺野古新基地建設を許さない非常に重要な闘いとしてとらえ、山内氏の支援を決定した」としている。かって社民党の比例で大田元知事も出馬したことはあるが、反基地の前線にいる山内さんの今回の選挙戦は比較にならない重要性を持っている。
 大阪では六月二六日、山内徳信さんが参加して、「怒れ!笑え!この『美しい国』日本」と題する決起集会が行なわれ、会場のクレオ大阪東が一杯になる約四五〇名の参加であった。
 集会は、姜尚中(カン・サンジュン)さんの講演から始まり、安倍政権の「美しい国」批判と憲法9条の意味などが語られた。つづいて姜さん、辻元清美さん(衆院議員)、服部良一さん(参院大阪選挙区予定候補)の三人によるパネル討論が行なわれた。
 集会二部では、安次富浩さん(ヘリ基地反対協共同代表)から現地報告、そして山内徳信さんが決意表明の挨拶を行なって、会場はおおいに盛り上がった。
 なお六月二五日には、沖縄出身者が多い市内大正区で、山内トクシンさんを応援する近畿の会・大阪の会の主催で事務所開きが行なわれ、最後に琉球民謡の歌・演奏で盛り上がった。
 全国から、比例区・山内徳信の圧倒的勝利をかちとろう。(A)