編集部だより

★紫陽花、あやめの咲き誇るこの時季は苦手で、気分は梅雨空のごとくと言うのが通年の状態であった。ところが今年は、梅雨入り宣言とともに高温、晴天の日々が続く関東近辺であったが、このところ全国各地での豪雨のおこぼれをいただく様な憂鬱な雨空が続いている。梅雨空のような憂鬱な顔でニュース画面に出てくる、人気急降下の安倍の勝手な思い込みのため、参議院選の日程が一週間延び、予定されていた市民住民の様々な行事の変更、中止が余儀なくされている。うっとうしいたらありゃしない。★安倍内閣人気急落の3点セットは、緑資源機構を巡る官製談合、年金手帳番号の紛失に始まる社会保険庁問題、そして不正介護請求の発覚したコムスンと安倍自身も予想だにしなかったと思われる事態の続出、ただ事件発覚当初は常に開き直りと取れる言動に終始していたが。しかしこれらのことは全て必然的な帰結といえる。如何に奇麗ごとを言おうが、資本家階級と官僚との赤い糸は切ることは出来ず、また新自由主義政策が福祉の圧迫を招くのは必然である。★我が党は、介護保険制度が始まる当初よりこの新自由主義的本質を指摘してきた。また年金制度も、賃金制と同様にこの資本制社会においての平等性実現の指針となるものと思われる。当面試案としては税制での対処が考えられるのではないだろうか。★「対抗勢力」はセフティ・ネットを主張するが、どうも私には共産主義に対するセフティ・ネットと聞こえてならない。                        (日下部)