編集部だより

★ 毎年、ありゃま、もう年の瀬ですかという感じであり、やっと年末になったね、とは思わないのはなぜだろう。不思議だ。「もうい〜くつ寝るとお正月」という子ども(そんなこと言うガキは今どきいないだろうが)の時間よりも、中・高年の時間のほうが早くたつのだろう。寿命を意識してくるからか。今年も少なからずの仲間が、五十代で死んでしまっている。★雑誌の出版業界では、「年末進行」という言葉があるようだが、正月号を年内に発行しなければならないということで、労働条件が普段にも増してむちゃくちゃになることらいしい。我々は会社にこき使われているわけではないが、正月号を年内に作ってしまわないと新年が来ないのは同じである。★正月号の発行パターンには、各党派紙でも、およそ毎年決まっていて多くは年内に出るが、早い遅いがある。本紙の前身の一つである旧『赫旗』は、一月下旬に出ていた。これは釜ヶ崎で越冬闘争が終わらなければ正月は来ないから。★この号と正月号は連続して作るような感じになりますので、原稿をよろしく。年内に正月号を発行するのは、雑誌業界では商業的意味だが、我々は正月休みに紙面をゆっくり読んでもらいたいから。なに、三が日ぐらいは左翼文献は見たくない、その気持ちも確かに分かる。(若杉)