編集部だより

★山が色づく紅葉の季節迎えたが、近郊に住む小生のあたりは、落ち葉はあるものの木々はいまだに青々と緑をなし、街では冬物が店先を賑しているが昼間などはまだまだ暑くなり、半袖を着ることも度々ある。温暖化の影響が確実に出ているのだろう。季節の感覚も変化するだけでなく、落ち葉を集めて焚き火をするような風物も様々な規制からまちかどから消えている。自然と向き合う環境が削がれ、人間関係も狭隘な合理主義に毒され続けるならば、季節の風物詩はテレビの「サザエさん」だけでしか見られなくなるのではないか。★10・21銀座デモに顔を出したら、昔懐かしい面々と何十年ぶりかでの再会を果たすことが出来、深夜まで酒席を共にすることが出来た。みな小生と同じ釜の飯を共にしたが、歴史のなかで袂をわかった方々である。いまや定年を迎え、地域や諸戦線で活躍されている。若年層の社会運動からの離反を憂い続けてきたが、かつて社会を揺さぶり続けたわれわれの世代が再び前線に踊りで、変革の旗手と蘇るのも一考ではないだろうか。★朝鮮の核実験を巡り、戦争の危機がせまりつつあった、六者協議の再開から話し合いの機会が設定された。予断を許さない状況であるが、米日の戦争挑発阻止の闘いを強めよう。しかしながら、この状況を巡る左翼の混迷には落胆をさせられた。(日下部)