編集部だより

★ 最近、わが党の中央委員会総会が終了し、その主要決議を見開きで掲載しました。そのおもなテーマは、左翼の共同戦線あるいは「第三極」の形成。わが党の場合、中央委員会総会は通常一年に一回なので、来年の統一地方選挙や参議院選挙ぐらいまでを念頭に入れた決議となっています。★「第三極」という概念を決議で使ったのは初めてと思います。しかし、これは新しい方針の決定とは言えず、〇四年七月の第二期三中総での「左翼結集決議」の継承、当面情勢への応用というべきものと思います。左翼共同戦線に重点を置いた新方針はこの時に決定され、〇五年の第三回党大会で確認され、今回の第三期二中総に連なっているという流れです。★わが党にかぎらず、古今東西また組織の大小を問わず共産党というものでは、新しい方針はいきなり全党大会で決まるのではなく、「中総」レベルで決定され、その後に党大会に採用されるというパターンを取るようです。★これはなぜかと考えると、形式的にみると民主集中制の段取りとも言えますが、新しい意思一致の形成と発展には弁証法的な過程が必要ということでしょう。民主集中制の是非と言うより、そのような過程が実践されているかどうかが肝心か。さて同志のみなさん、わが党は? (若杉)