編集部だより

★階級的立場に立った発言にある種の覚悟が求められる時代状況になってきている。★拉致問題。それは、日本の侵略国家化のテコとなってきたが、今や超大国アメリカの朝鮮に対する体制転覆政治とリンクした。その人権問題としての側面は、侵略政治への反論を許さない動員の武器に転化している。★この状況を、左翼の至らなさの結果だとして侵略的人権政治に曖昧な態度をとることは、厳に戒めたいもの。地獄への道は善意で敷き詰められているのである。★そして、領土問題。釣魚諸島も独島も、朝鮮植民地化の政治、その集中としての日清・日露戦争の過程で、軍事的圧力を背景に日本が強奪したものである。★現代の基調は、労働者民衆が国境を超えて連帯し、国家・国境の廃絶へと向かう時代である。略奪したものは返す、それで道が開かれる。だがこの当たり前のことが言いづらくなっている。ナショナリズムの高まりを背景に、無理が通れば道理がひっこむという趨勢にある。これも時代の一側面である。★まずは主張が広く受け入れられる政治状況を創りだす。アメリカ一辺倒から東アジアとの連帯を重視する方向への日本の政治の転換。それが転回点となるだろう。★日本の政治の流れを変える為に、団結できる人々全てと団結する。これはこれで、別の意味で、覚悟のいることである。(深山和彦)