編集後記

★沖縄の辺野古では九月九日以降、とくに工事台船などが出てきた十一月十六日以降、掘削のヤグラを組もうとする施設局側との、厳しい闘いが続いている。大阪の11・23集会での緊急アピール(一面に掲載)にあるとおりだ。★その辺野古の海。わたし自身は、SACO合意の直後ぐらいだったか、かなり前に数回行ったことがあるだけである。確かにシュワーブ基地は側にあるが、のどかな漁村だった。ここが権力との怒号の場になってしまうのか、それは場違いだぜ、とその時思った。あの海の水平線を覆ってしまうような軍事基地、それは恐怖だ。★誰にでもすぐにできる闘争支援はカンパ。工事を阻むチャーター船の費用などに使われるはずなので、改めて送金先を案内します。郵便振替01700−7−66142 加入者名「ヘリ基地反対協議会」。★しかし、東京での沖縄関係の集会などでは、どこも参加がパッとしない。八月の米軍ヘリ墜落で「九五年」の再来か、とも思ったが甘かった。なぜ再び沖縄が「遠く」なっているのか、いろいろ要因はあるのだろう。★沖縄のせいにするような言い方であるが、沖縄のトップが「大田」ではなく「稲嶺」、というのも一因と思う。沖縄全部が本当に怒ってきた、大変だ、というのが九五年にはあった。★沖縄県政が変われば、事態が大きく変わるのは事実である。最近、平和市民連絡会は稲嶺知事の追及に力を入れている。「本土」の我々はそれに負けないよう、小泉を追及しないと恥ずかしい。(若杉)