3・3関西
 おおさかユニオンネット総行動
  地域春闘は重要だ

 三月三日、朝集合時間の八時半前には、各組合の旗がNTT西日本本社の前に樹立していく。総数二百名あまりの組合員が結集し、一日行動に向けた連帯の挨拶を順次行ない決意を固めていく。
 NTT西日本本社と大阪労働局への抗議行動を全体で行なった後、部隊は三班に分かれ、大阪市内二班と兵庫県へと、車や地下鉄で抗議行動先へと展開していった。
 第1班は最初に、関連企業労働組合との団体交渉を拒否しているJT大阪支店へと向かい、管理職ユニオン関西・JTトーシ分会の闘争支援、これは子会社の勝手な売却策動を許さない親会社追及の闘いである。次にアラヤ工業(全日建)申し入れ。三十年労使紛争を闘っているシェル石油スト支援。大合理化を進めるNTTへの抗議と続いた。
 昼食休憩後、第2班と合流して、大塚製薬行動に入った。徳島工場を営業譲渡で売り払い、転籍か退職かのでたらめな二者択一に抗議する三名の被解雇者の闘いを支援するため、大塚製薬の不買運動(ボンカレーやオロナミンCがある)も提起された。続いて郵政公社近畿支社、寒さのなか三日間座り込み抗議行動を行っている郵近労への支援と申し入れ行動。さらに日米英語学院への抗議、在日外国人講師の参加は日本労働運動の国際化を実感させてくれた。そして場所を新大阪に移してCEC抗議行動(なにわユニオン)、本日の最後の行動となった日本ネットワーク申し入れ(北摂ユニオン)を行なった。
 最後の総括集会で、おおさかユニオン・ネットワーク代表の馬場徳夫氏より、本日の第一次総行動の結果を見ての第二次総行動の提起があり、春闘がなくなりつつあるなかでの、非常に重要な地域の春闘行動を引き続き行なっていくことが確認された。(関西M通信員)