大阪・野営闘争
 公的就労求め180日
          釜講座は5・10

 三月二十六日、釜ケ崎反失業連絡会の「公的就労」を求めての野営闘争は、一八〇日目に達した。
 府より特別清掃事業二〇名の増員、市から三千五百万余の特別物資の配布と一五名の特掃の拡大、これが勝ち取られた成果である。この成果は、数的にはわずかなものであるが、全国で支援法成立後、従来のシェルター、自立支援センターだけの方針を許さず、公的就労を中心とした政策への転換を迫る先陣なのである。
 野宿者支援法に基づく全国調査の結果が、政府から三月二十六日公表され、これから計画へ移行する段階だが、中之島の野営闘争の闘い抜きに、野宿−失業問題の前進はない。野営闘争はこの間の反戦闘争とも深く結びつき、その一翼を担っている。
 なお、「釜ケ崎講座」は、来る五月十五日、午後六時半より第五回講座の集いを、エルおおさかにて、「釜ケ崎百年、過去・現在・未来」(仮題)として、大阪市大・大島和博氏と反失連共同代表を講師に、開く予定である。 (関西 S通信員)