自衛艦の大阪港入港抗議9・20南大阪総決起集会

  平和港を守れ有事法案廃案へ


 大阪港に九月二十日〜二二日、自衛艦四隻が強行入港してきた(天保山岸壁、中央突堤岸壁)。
 今年大阪港には、三月に自衛艦三隻、四月には米第七艦隊旗艦ブルーリッジが強行入港し、今年は、何と三回目の入港である。この異常な軍艦ラッシュは、民間港での補給・休養に名を借りた軍事訓練であり、まさに戦争に向けた有事体制の地ならしである。
 また全国的にも「戦争のできる国家体制」作りのなか、民間港への自衛艦、米艦の入港が押し進められている。六月には米海軍イージス艦カーチス・ウィルバーの小樽港への強行入港、八月十六日には米太平洋艦隊空母リンカーンの佐世保港への強行入港、などが挙げられる。リンカーンの佐世保入港は空母としては十二年ぶりであるが、九〇年の空母カールビンソン入港と違い、今回はアフガン侵略の実戦への出撃途上であった意味で重大である。
 今回の自衛艦大阪港入港では、意図的に連休日の入港を選び、入港目的の一つとして自衛艦の一般公開が行なわれたことが特徴である。「戦争心をあおる」「愛国心をあおる」宣撫工作が行なわれたのである。
 「自衛艦の大阪港入港抗議9・20南大阪総決起集会」は九月二十日午後六時より、大阪市港区の天保山公園で開かれた。南大阪平和人権連帯会議に属する地域の労働組合、関西生コン、自治労青年部、各市民団体など約五〇〇名が結集した。全港湾、港地区連帯会議などから「平和港を守れ」などの連帯挨拶が行なわれ、デモに移っていった。
 われわれは、日本帝国主義の戦争政策に反対し、港の軍港化を阻止し、有事法案廃案へ向け頑張っていこう。(大阪N通信員)