9・29関西新空港反対 泉州現地行動

  反空港全国連絡会の

         11・23全国集会へ


 「二期・陸上飛行・軍事空港阻止 関西新空港反対集会」が、九月二十九日午後一時より、泉州の泉南市岡田浦にて、「泉州沖に空港をつくらせない泉州住民連絡会」の主催によって開かれた。二十七日より大阪城野営陣地の設営を行っている釜ケ崎日雇労組が、「勝利号」にて七〇名の大衆的決起で参加し、全体で一〇〇名の参加で行われた。
 集会は、泉州住民連絡会の阿部さんの司会で進められ、小山広明さんが主催者のあいさつを述べた。「空港島の沈下はおさまる事もなく、格納庫の浸水さえ生じている。二期工事の強行の影響も否定できない」と、工事の危険性を改めて訴えた。
 静岡空港、神戸空港建設に反対する現地よりアピールが寄せられ、連帯のあいさつに移った。釜日労の藤井さんは「新空港への大阪府の支出は、既に一千億近くにおよんでいる。失業・野宿対策には財政赤字として金を出さず、関空には更に追加支出を行っている。軍事利用になるのは、有事法制下、必然だ。」と、大阪府の姿勢を批判した。関西共同行動の星川さん、白保大阪の会の栄さんから三里塚、白保の闘いについての報告が行われた。 住民連絡会から基調が読みあげられた。
 「来年度から始まる八空整(第八次空港整備計画)は、八月二十三日の上下分離方式の中間報告発表をわずか一ケ月で白紙に戻すという場当たり計画となった。大幅な需要予測の減と赤字の累積で空港建設の必要性は既に否定されているにもかかわらず、有事法制下の軍事利用のため押しすすめられている。一方、地方空港の見直しが進められる中で、反空港の全国的結合が必要となっている。昨年関西で発足した『反空港全国連絡会』の第二回全国集会が十一月二十三日、静岡空港反対が取組まれる静岡で行われる。全国から静岡に参加していこう」と訴えた。
 集会後、旧樽井浜までデモを行い、関西新空港反対を訴えた。 (関西F通信員)