労働者共産党第二回党大会〔団結・統合決議〕     

    全国の共産主義者に訴える


    
 今日わが国における階級攻防は、これからの一時代を規定する政治戦列大再編の前夜にあると言ってよいだろう。
 日帝・支配階級の側においては、米帝が発動する世界支配の確立と維持を目的とする諸戦争への参戦を泥縄式に拡大する過程に突入しており、いまや解釈改憲での国民統合が破綻する局面を迎えている。また、経済の国際化と世界的産業再編成の荒波に洗われて、利益誘導による政治統合のシステムも機能不全に陥っている。彼らは必死の国家―政治再編を画策しているが、内部抗争と政治的混迷を深め、没落する階級の病の相を表出させつつある。
 そうした中で、敵階級の国家―政治再編の企図を打ち砕きつつ、労働者階級・人民の現代的な変革の力に立脚して、新たな時代の革命党を速やかに創建することが、共産主義者に求められているのである。
 革命党の今日的創建は、共産主義運動の抜本的な再編成なしには達成されない。もとより、現代修正主義をはじめとして、公然・隠然に革命の道を放棄する傾向とは、党を共にすることにはならない。同時にわれわれは、マルクス・レーニン主義の現代的発展に道を開く方向において新たな革命党を構想しなければならない。そうした方向においてわれわれと共に共同の綱領、戦術、組織を獲得しうる流れは、旧来の潮流・系譜に決着を付けつつ生まれ出てきている。われわれが目指すべきは、そうした流れの統合である。
 われわれは、時代を捉えようとしている全国の共産主義者に訴える。
 小集団に分散している現状に安住することなく、真の人類史を開く大義を前に、団結・統合の道に断じて踏み出そう。革命党の創建で、勝利の道を切り開こう。
                                〔了〕