7・21福岡

 陸海空・港湾労組の呼びかけで福岡県民集会

  知事の有事法制賛成許さず


 福岡の地では六月九日に全九州レベルで旧総評系の組合員など七五〇〇名が結集し、有事立法反対の大規模な集会・デモが行なわれた。
 つづいて七月二一日、ナショナルセンターの壁を越えて結集した陸・海・空・港湾労組二十団体の呼びかけに呼応して、有事法案を廃案にする福岡県民集会が実行委員会の主催で開催された。
 この7・21集会には、緊急の取り組みにもかかわらず、一五〇〇名が結集。主催者を代表して全港湾九州地方本部委員長が挨拶し、社民党、共産党、(民主党はメッセージのみ)、全日本海員組合と続き、平和・人権・環境フォーラムからは福教組の代表が挨拶。
 制服姿で登壇した航空労組連絡会に続いて、実行委員会に結集した全日建交運一般労組、自治労福岡市職労が決意表明を行なった。市職労委員長は、麻生福岡県知事が有事法制に賛成の意を表したことを厳しく批判。
 麻生知事の前は県職労が中心となって社・共の共闘で奥田知事を誕生させている経過があるが、連合発足後、共闘が崩壊。連合が自民党と結託して現在の知事を登場させているが、元県職労委員長が県連合の代表をつとめるように推進役は県職労であり、知事の有事法制賛成を許したことへの責任は重い。自治労の反戦闘争の信義が問われていると言えよう。
 最後に、集会アピールを国労博多地区本部副委員長が読み上げ、中心街へのデモ行進に移った。日本愛国党の数台の街宣車による妨害をはねのけ、有事法制の廃案を多くの市民に訴えた。(九州M通信員)