3・25自衛艦の大阪港天保山ふ頭入港に抗議

  軍港化と戦争協力に反対


 三月二五日午後六時より、大阪市港区の入船公園において「3・25自衛艦の大阪港入港抗議・南大阪総決起集会」が、南大阪平和人権連帯会議主催により約四〇〇名の結集のもと開かれた。
 海上自衛隊の自衛艦三隻が三月二五〜二六日まで、幹部候補の研修の名目で、大阪港の玄関口とも言える目立つ所の天保山岸壁に入港した。(これまでの自衛艦入港は、貨物港の大阪南港であった)。集会主催者たちはこの間、大阪市港湾局に入港を認めるなと訴えてきたが、市は抗議を無視し入港を認めた。
 集会は、南大阪平和人権連帯会議に結集している全港湾、港合同、関西生コンなどの民間労組そして市職労、府自治労青年部など官民一体の参加でもたれた。まず基調報告そして各代表の挨拶が行なわれ、大阪港の軍港化を許さず平和港として守っていこう、戦争につながる自衛艦の入港を阻止しなければならない、自治体の戦争協力体制に断固反対していく、戦争に向けた有事法案の断固阻止などが訴えられた。
 そして司会者から、四月十四日に米海軍の第七艦隊旗艦ブルーリッジが大阪港に入港予定であることが報告され、この入港阻止が訴えられた。
 日米新ガイドライン締結以降、米軍・自衛隊による民間の港湾・空港の使用が増加していることが明白である。四月初旬に国会提出されようとしている有事立法四法案では、自治体の協力義務、罰則規定の導入、民間施設の使用、民間労働者などの総動員体制がもくろまれている。
 われわれは、日本帝国主義の「戦争のできる国家」体制・侵略戦争体制作りの総仕上げとも言える有事立法を断固阻止しよう。そのためにも、民間港湾・空港の米軍・自衛隊の使用を阻止する運動をしっかりと前進させていこう。(大阪N通信員)