野宿者立法早期制定3・29国会行動

 自立支援の実質を

三月二十九日、「野宿生活者自立支援法」の早期制定を求める国会前行動が、雨の降りしきる天候にもかかわらず、百名の仲間が結集し闘い抜かれた。
 集会が十一時から開催される。新宿連絡会、三多摩野宿者人権ネットワーク、池袋連絡会、野宿者・人権資料センターなどの諸団体から発言があった。発言者は、特別立法の早期成立を求めると共に、野宿の仲間の自立に役立つ中味を!とに訴えた。
 「野宿者の基本的人権が保障されれば公共空間は自ずと適正化される。与党ワーキングチームに対しても、野宿者の自立支援策をと訴えてきた」(野宿者・人権資料センター)
 「現在の自立支援センターは、十分機能していない。再び、野宿生活に戻らざるを得なくなる仲間が多い。公的就労の保障が不可欠。環境整備事業などを訓練システムとセットで勝ちとっていかねばならない」(釜ヶ崎反失連)
 最後に、新宿連絡会の笠井さんが、「役人の都合のよい中味にさせないために、野宿の仲間の立場からどんどん言っていこう」と締めくくった。集会後、代表団が「与党三党ホームレス問題に関するワーキングチーム」宛の要望書を持ってロビー活動を行った。(東京M通信員)