労働者共産党・第2回首都圏党大会

  三中総決議の実践と党勢拡大へ意欲


十一月初め、首都圏党は、統合第二回首都圏党大会を開催し、行動的な地方委員会の確立と三中総・労働組合決議にもとづく活動の強化、党勢拡大を確認した。
首都圏党は、一九九九年の統合とその後の活動によって、四つの重要な闘争課題と様々な活動の場を持つに到っている。今大会は、それらの戦線を「全国的な個人加入のゼネラルユニオンの形成と地域ユニオン運動の推進」等を掲げる三中総・労働組合決議にそっていかに発展させるのか、この事を一つの課題として開催されたものである。
首都圏党は、この大会によって四つの領域について次のように確認した。それは、 ユニオンの分会をふやし、組合員数を拡大してユニオン運動を地域に根付かせること、そして地域闘争の受け皿にまで発展させること、個人加入のゼネラルユニオンを形成するために全力で活動し、労働者階級の英知によってそれを実現していくこと、地域を基礎に労働運動と市民運動を結合し、地域闘争を発展させて地域づくりができる程までに運動を高揚させること、野宿労働者の闘争に連帯し、運動を発展させるために奮闘すること、等々であった。
また、企業内組合で活動する仲間も、それぞれの運動を発展させるとともに地域に目を向けていくことが確認された。むろんこれらの活動は、労働者階級人民と広く手をつなぎあって進めなければならないことは、当然のことである。
首都圏党は、以上の活動を進めながら日本革命の陣形を作っていくこと、そして、その中でオルグを進めていくことを確認した。
大会では、総括・情勢・方針が提案されるとすぐに、オルグについての質問や意見が続出した。「若者や女性を党に迎え入れるために、どのような活動をすべきなのか。」とか、「地域の市民運動では、後継者を育てるために魅力ある講師を立てて学習会をしているが、これはすばらしいのではないか。」等様々な意見が交わされた。
旧・首都圏委員会が「オルグ元年」をうたってから十年たった今、党勢拡大が活発に論議された。ソ連が崩壊して以来左翼は混迷を深めてきた。我が党もこの影響を受けている。しかし、我が党は、ソ連崩壊の原因を追究し、少しづつ新しい社会像を提示してきている。そして首都圏党は、学習会をもって理論武装を進めてきた。また、それぞれの同志は、大衆運動について様々な経験を持ち、運動の中心的な担い手になっている仲間も存在する。その経験が自信につながり、オルグへと自然に向いてきているのではないだろうか。
それぞれの闘いを発展させ、革命の陣形を一歩一歩構築し、党勢の拡大を図ること、それは、日本革命にとって欠くことのできないものである。これを実現するためには、首都圏委員一人ひとりの責任は重い。それぞれが分担された任務を果たしながら、日本革命の道を進まなければならない。党活動の献身性、オルグへの高まり、これらをバネにして、全力で行動しよう。(首都圏委員O)