12・9オルタフォーラム第三回総会

  20世紀憲法をめぐって

    フォーラム討論


 十二月九日、東京の文京シビックホールで、オルタ・フォーラムQ第三回総会が開かれた。総会は、三年間の活動―『QUEST』の発行、継続的な研究会、地域読書会、他団体との共同した集会などを振り返りながら、二〇〇二年の活動プランと新たな役員体制を決定した。そして、9・11自爆テロと報復戦争に反対する声明を討議し、決定した。
 役員には、数人新たな人が加わり、新たな問題意識をもった活動が期待されている。
 総会後、例年の12月フォーラムが行われた。今年のテーマは、「憲法をめぐる対決の意味―資本のグローバリズムと憲法の位置」であった。メイン報告者は、杉原泰雄氏(駿河台大学教授)で、「憲法学から見た20世紀の意味」と題して講演された。
 憲法改悪の動き、戦後初めての自衛隊の参戦など歴史的な曲がり角ともいえる今日の情勢下で、講演後の討論は、熱心におこなわれた。このような討論会は、今後も引き続き行われる必要が感じられた。(東京T通信員)