12・8大阪・神戸米領事館をヒューマンチェーン

  関西から不戦の闘い続く


 戦時派兵が十一月二十五日に強行されたが、十・二一の国際反戦デイに二千名の結集で反戦闘争を闘い抜いた関西の仲間は、引き続き種々な活動を継続して闘っている。十二月八日、六十年前に、日帝の、東南アジアへの侵攻・米国への攻撃を行った日に、全関西で種々な取組みが行われた。
 京都では、立命館大学で「不戦のつどい」シンポが、三百名で開かれた。
 神戸では、中央区の東遊園地「希望の灯」前で集会が行われた。
 大阪では、大阪経済大学で、日本戦没学生記念会(わだつみの会)関西地区が、約五十名で「不戦のつどい」を行った。
 また大阪では、北区の中之島野外音楽堂で、「銃より平和を!ひとりひとりがピースアクション?」が約五十名で開かれた。歌や詩の朗読、ダンスなど多彩な取組みが行われ、大阪駅まで歩いてアピールを行った。
 同所で、三時半よりは、「しないさせない戦争協力・関西ネットワーク」のよびかけによる「十二・八不戦の日」の取組みが行われた。
取組みは、「もう、ひとりも殺させない!アフガニスタンの子ども達に平和を!」とのタイトルで行われ、一、銃と爆弾はもういらない、必要なのは食料と医療!アフガニスタンの平和は、アフガニスタンの人々の自身の手で! 二、行くな!殺すな!自衛隊?と空爆をたすけ、アフガニスタンの軍事占領に参加するための自衛隊の出撃に抗議し、三、アメリカ大統領・小泉首相にメールで抗議の意志を送ろうとの趣旨で行われた。
 中之島野音でのこのしゅうかいには約百五十名が参加し、中北弁護士が主催者あいさつを行った後、参加者が各々リレートークを行った。教育合同労組、ヨンディネット大阪、関西共同行動、平和と生活を結ぶ会、韓統連、平和な島を関西沖縄の会や、大阪大、立命大の学生等が続々と発言した。集会終了後、歩いて知覚の在大阪・神戸米国総領事館前で、アフガン攻撃停止を求めてシュプレヒコールを行い、二百名近くに増えた参加者で領事館をヒューマンチェーンし、抗議の意志を表明した。
 翌十二月九日には、京都でこの間立ちあげられた「ピースウォーク京都」主催で、三条河原での反戦集会が行われ、二百名が参加し、ピースウォークが行われた。続いて、ノートルダム女学院大講堂にて、同じ主催にて「アフガニスタン中村哲京都講演会」が、ペシャワール会現地代表の中村哲医師を迎えて行われ、二千名が参加した。中村哲医師の現地の報告の講演の集まりとしては、各地のこの間の種々の集いの中で最大の規模となった。
 京都では、十・二一以降も種々な取組みが積み重ねられ、十一月四日に円山音楽堂にて、「Stop・The・War!平和のための行動」が五百名の参加で行われた他、「ピースウォーク京都」が立ちあがり、今回の取組みとなった。
 また大阪では、十二日には、関西共同行動が「アフガン戦争と中東・中央アジアの展望」と題する講演集会を行うなど、アフガン侵略戦争への抗議、自衛隊派兵による事実上の参戦への抗議の取組みが続いている。更に闘いを継続していこう。
          (関西M通信員、S・D通信員)