11・27東京

  アフガニスタンに平和を! いますぐ停戦を!

    民主党造反議員も合流


十一月二七日、「アフガンに平和を!いますぐ停戦を求める11・2 集会」が東京・代々木公園で開かれ、約五千人の市民・労働組合員が参加した。主催はフォーラム平和・人権・環境、テロにも報復戦争にも反対!市民緊急行動、日本消費者連盟などによる集会実行委員会。
最初に、平和フォーラムの江橋崇さんが、「世界的に市民と労働者による反戦が盛り上がりつつある。今日は日本から発信しよう」と呼びかけ人あいさつ。法政大学の五十嵐敬喜教授も「長く続く闘いを憲法改悪阻止へつないでいこう」とあいさつ。
次に日本国際ボランティアセンターの谷山由子さんがアフガン現地報告、「マスコミの報道は政権構想に集中しているが、カブール陥落後、国内治安は劇的に悪化し、増大する国内避難民にコレラ・チフスが拡がりつつある。各国政府は空爆を容認した責任を取り、避難民救援に取り組むべきだ」と危機的状況を報告した。
続いて国会議員あいさつ。民主党議員のあいさつはある意味で、この集会のハイライトであった。大きな拍手の中、登壇した金田誠一衆院議員は、「横路副代表の集会参加は差し障りがあるので代わりに私たちが来た。私たち二十一名は本日の衆院本会議で、自衛隊派遣承認案を拒否した。ブッシュの戦争が国連憲章で是認されるのか、もし是認されても自衛隊派遣が是認されるのか、すべて是認されても日本の進路がこれでよいのか。戦争が拡大しても自衛隊が撤退する条項すらないのだ」と今回の派兵を厳しく批判した。
土井たか子社民党党首は、造反した民主党議員との今後の連携の意思を表明し、無所属の川田悦子衆院議員のあいさつと続いた。
一言メッセージとして、公共事業チェックを求めるNGOの会の天野礼子さん、日本消費者連盟の富山洋子さん、在日大韓基督教会の李仁夏さん、WE21ジャパンの郡司真弓さん、反核FAXポスター展実行委員会のU・Gサトーさんが発言。天野さんの「戦争は最大・最悪の公共事業」との指摘は名言であった。
基地の町からの報告として、非核市民宣言運動ヨコスカの新倉裕史さんが、「二五日の掃海母艦『うらが』の横須賀出航に対して、私たちの平和船団は『自衛官こそ反戦を』の横断幕で肉迫した。出航前に自衛官・家族の相談ホットラインを行なった。戦場への派遣命令に自衛隊員は動揺しており、実際には複数の辞職者も出ている。憲法九条が自衛隊員の命を守っている」と報告した。
集会アピールを採択したあと、夜の街を渋谷までの大デモンストレーションに出発した。(東京W通信員)