大阪8・29

「つくる会」扶桑社へ五百名の抗議デモ

  教科書改悪許さず


八月二九日、日朝日韓連帯八月行動実行委員会による「つくる会(扶桑社)」教科書採択についての緊急行動が取り組まれた。実行委はヨンデネット大阪(日朝日韓連帯大阪連絡会議)、南大阪平和人権連帯会議・東南地域平和人権連帯会議、大阪ユニオンネットワークの呼びかけによるもの。
集会は午後六時から、大阪市・扇町公園に五〇〇名の参加。平和人権会議の呼びかけにより自治労の労働者の参加が目立つ。在日朝鮮人総 会大阪府本部、在日高麗労働者連盟などの在日四団体の挨拶、またソウル衣類業労働組合、太平洋戦争被害者補償推進協議会、アジア共同行動韓国委員会、朝鮮職業総同盟からの連帯メッセージがあった。八・二集会宣言を確認した後、扶桑社への抗議のデモに、チャンゴやプクなどのサムルノリを先頭に出発した。
デモ隊は「教科書改悪を許すな」「靖国参拝糾弾」「日の丸・君が代の強制反対」などを叫びながら、扶桑社の入っている桜橋のサンケイビルで抗議を行なった。
過去の日帝の侵略行為を否認し、「皇国史観」を復活させる扶桑社歴史教科書は今回は、採択率が〇・四%にも満たなかったとはいえ、教科書全体を反動化させる役割を果たしている。歴史歪曲教科書を今後も採択させないために、アジア民衆と連帯し草の根運動を広めていこう。そして日朝国交正常化・朝鮮半島の自主的平和統一支持の運動を前進させていこう。(関西N通信員)