報復戦争反対

9・21緊急行動で米帝批判明確に

  全関西から10・21へ


 九月十一日の米国でのテロ攻撃と報復戦争への動きと、小泉の戦争支援への加担をめぐり、関西で緊急の、かつ種々な取り組みが行われた。
 九月二十一日、「アメリカの報復戦争に反対する緊急行動」が、午後六時半より中之島公園野外音楽堂で、反天皇制労働者ネットワークを連絡先とする「アメリカの報復戦争反対緊急行動実行委員会」の主催で行われた。結集は約六〇名であった。
 集会は、主催者より「ブッシュのいう報復戦争とは、『テロリストをかくまったシステムと国家を終結させる』戦争、国家テロリズムだ。暗殺も辞さず、『国家を終結させる』とは、アフガニスタン民衆の大量虐殺と国家の壊滅にほかならない。このようなアメリカの報復戦争を阻止しよう。これに、最大限の支援を行うと表明した日本政府の、戦争国家を一気に確立しようとしている目論みを粉砕しよう」と、訴えがあった。
 集会参加者からは、教育合同、関単労の発言、良心的軍事費拒否の会の和田喜太郎さんからも発言があった。釜日労の藤井さんは、「テロ起きた背景には、この間のアメリカのパレスチナにおける一方的なイスラエル支援、京都議定書からの離脱、人権会議でのイスラエルと共にした反対など、ブッシュ政権の露骨な対決や全世界への圧服強要の姿勢がある。アメリカの更なる戦争に反対していこう。」と訴えた。
 集会後、参加者はデモに出発し、途中アメリカ領事館前でシュプレヒコールを行い、大阪駅までデモを行った。
大阪では、更に二十四日昼に扇町公園にて、「テロの犠牲者の死を悼み、これ以上一般市民を巻き添えにしないことを願う市民デモ」が、同実行委員会で二〇〇名を結集して行われた。更に、二十六日夜、中之島野外音楽堂にて、九・二六ピース・ウォーク実行委員会の主催で「九月十一日のテロ行為による犠牲者の追悼とアメリカ政府の軍事的報復行動に反対する、九・二六ピース・ウォークin大阪」が、五〇〇名の参加で行われた。
 大阪では、十・二十一の国際反戦ディに、大阪城野外音楽堂にて、全関西規模の集会・デモの準備が実行委員会の結成の下に進められてきた。九月二十七日には、前段の学習集会が前田哲男さんを講師に一二〇名の参加で行われた。米国の報復戦争を阻止し、日本の戦争支援に反対し、阻止していく大衆的闘いを早急に、更に大きくつくり上げよう。十・二一国際反戦ディに参加しよう。 (大阪M通信員)