団結・統合についての特別決議

       全国の同志・友人への呼びかけ

                労働者共産党第一期第三回中央委員会総会

日本におけるすべての共産主義者の政党・グループ・個人のみなさん!
私たち労働者共産党は、一九九九年六月の結成大会において、「さらに、労働者階級・人民の利益に誠実な全国の共産主義者、先進的労働者とのより大きな統合を一貫して目指していきます」(結成宣言)と表明して出発しました。
そして、新しい党としての約二年間の闘争と経験の上に、本日の第三回中央委員会総会において、「より大きな統合」を実際に力強く進めていくための当面の実践的方針=「統合問題に関する方針」を決定しました。
全国の同志・友人のみなさん!
情勢はますます、私たちが分散ではなく団結・統合を、小異を残しての大同に着くことを要求しています。
日本資本主義の危機に反人民的に対応する小泉「改革」政権の成立、「戦争のできる国家」作り完成のための憲法改悪・集団的自衛権行使の策動……これら失業と戦争への道に対決し、左翼的・民主的勢力の大きな共同をすすめ、その中軸としての日本労働運動の新しい再建を何としてもすすめなければなりません。
そうした労働者人民のたたかいを前進させ、日本革命を実現する統一戦線を前進させていくためには、その前進に挺身し、革命的役割を果たすべき私たち共産主義者が、まずもって団結・統合していく必要があります。
全国の同志・友人のみなさん!
私たち労働者共産党は、この団結・統合の事業を具体的にすすめていく決意です。
私たちはすでに綱領的文書(結成大会「共同声明」)と党規約を持ち明らかにしていますが、これらへの支持を、今後の団結・統合の前提とするつもりはありません。これらを検討材料の一つとしつつ、対等な協議によって、共有できる綱領上・戦術上・組織上の内容を新たに確認していく用意があります。
その際、私たちは、政治・思想的には、清算主義でも教条主義でもなく、二十一世紀の現実に対応できる「マルクス・レーニン主義の現代的発展」を大胆に進めていく姿勢が共に必要であること、また組織的には、これまでの党建設の総括に責任ある姿勢を取りつつ、共に党大会を開催して統合した指導部と組織を作りあげるということ、これらが重要であると考えています。
全国の同志・友人のみなさん!
「より大きな統合」へ向けて、今こそ共同の実践を開始しよう!