アジアの平和と朝鮮半島の統一を求める

     5・19第五回日韓共同シンポジウム

   6・23「こリア国際戦犯法廷」へ


今回で五回目を迎えた日韓共同シンポジウムが五月十九日、東京・文京区民センターで開催された。
これは、日本の日韓民衆連帯ネットワーク(日韓ネット)と韓国の民主主義民族統一全国連合(全国連合)とによってシンポジウム実行委員会が作られ主催されてきたが、昨年の6・15南北共同宣言以降、朝鮮半島の統一にとって障害となっている日米両帝国主義との闘い、とりわけても米軍基地の撤去問題が最大の懸案事項となっている。
今シンポジウムは、米軍犯罪に関する過去・現在の罪科を日韓民衆の手によって明らかにしたものであった。沖縄からは新垣しげお氏(沖縄社会大衆党)の発言、そして韓国側からは朝鮮(韓国)戦争当時韓国側に避難民の子供としていながら米軍の爆撃を受けたファン・ゲイルさん、姉を爆撃で失ったチョ・ヒョンギさんというお二人の被害者・遺家族をゲストとして迎えた。
全国連合からは、ハン・チュンモック執行委員長がブッシュ政権下の朝鮮半島政策を批判するとともに、日本の反動化とくに歴史教科書の歪曲化に強い懸念を韓国民衆が示していることを報告した。日韓民衆の共同した闘いによって、朝鮮半島民衆の思いと平和を希求する世界の流れに逆行する日米両政府の野望を挫折させようと訴えた。
日韓両国民衆の共同した力で、米軍犯罪を許さず、韓国、沖縄、日本から米軍基地を撤去させよう! 六月二三日ニューヨーク国連前で行なわれる「コリア国際戦犯法廷」を成功させよう! 日本の「戦争のできる国家づくり」を阻止しよう!
                                (東京S通信員)