4・20関西集会

 有事法制定・憲法改悪に反対し1300人


「有事法制定・憲法改悪に反対する4・2 関西集会」が同実行委の主催で、扇町公園に労組部隊を主体に一三〇〇人の結集でもたれた。強風・花冷えの悪条件下であったが、集中して集会・デモを成功させた。参加の労組は、釜日労、全港湾、全日建連帯、港合同、教育合同、大阪市職・市従など。
関西では、去る四月一日に沖縄連帯集会を二五〇〇名で成功させ、来たる五月三日の憲法集会へとつなぎ各地での取り組みを強めていこうという流れでの、この4・20である。
集会は、「しないさせない戦争協力」関西ネットの中北共同代表の挨拶に続き、各戦線から以下のようにアピール。
「ナショナリズムをあおり、オリンピック招致の東アジア競技大会反対実行委員会」からは藤井さん。大阪市は五月十九〜二十七日の間、三十八億円をも投じ、東アジア競技大会を皇族出席の下開催する。学校・自治会・商店街に強制動員をかけ、「日の丸」を打ち振らせる。野宿者対策にはビタ一文も出さず、逆にこのイベントで新たに野宿者一掃の策をめぐらしている。断固反対を!と市行政を糾弾。
伊丹を軍事空港にさせないネットワークからは中村さん。昨年より伊丹空港には十八回も米軍機が強行乗り入れし、そのやり方は突如として離陸をしたりする意識的な軍事スクランブル行動だ。人口密集地の空港での危険性と軍事利用を許さず、伊丹へ結集を!と訴え。
韓国メヒャンリでの長年の反基地闘争がソウル地裁で住民側の圧倒的勝訴を勝ちとった(4・11)と報告したのは、沖韓連帯関西の都祐史(ト・ユサ)さん。この住民勝訴は、韓国での反米闘争のみならず、沖縄、ひいては米本国内の運動に大きな影響を与えずにはおかないと宣言。
集会は最後に、卒業式で「日の丸・君が代強制に抗議します」と発言した教育労働者を市教委が告発した暴挙を許さず、これと闘う緊急アピールを教育合同より受けた。(関西I通信員)