5・1日比谷メーデー

 グローバリズムに抗し実感ある国際連帯を

第72回日比谷メーデーが、五月一日日比谷野外音楽堂で開催された。連合が五月一日のメーデーを取りやめたため、日比谷メーデーは一層クローズアップされたといえる。
日比谷野外音楽堂を労働者が埋め尽くすなか、民間労組懇代表の田宮全統一労組委員長が開会宣言を行った。主催者を代表して酒田国労東京委員長があいさつを行った。都労連矢沢委員長をはじめとして連帯のあいさつがあったあと、韓国においてゼネラル・モーターズによる企業買い上げ、整理解雇と戦う大宇自動車の仲間たちから力強い合唱と連帯のあいさつが行われた。
メーデーアピールでは、「国際競争での生き残りなどを口実にした経営側の圧力」を糾弾するとともに「日常生活の中でさえ、人権を口にすることが息苦しく」なりつつあると警鐘を鳴らした。そして「グローバリズムには、職場や地域に立脚した感じ方・見方にこだわった、真に国際的な共感を対置し、闘いの陣形を整えよう」と訴えた。
メーデーの参加者は二つのグループに分かれて銀座通りをデモ行進した。(東京H通信員)