4・1「関西のつどい」への連帯アピール

          労働者共産党(沖縄)

4・1集会参加者の皆さん、そして関西の多くの同胞・友人の皆さんに心からの熱い連帯のアピールを送ります。
沖縄では、今、頻発する米兵の事件・事故に対して、もはや、米海兵隊の削減・撤去しかありえないとして、県議会をはじめ、すべての市町村議会で、その決議が行なわれてきています。自民党沖縄県連も削減決議に賛成せざるをえず、連合沖縄も「百万人署名」を提起せざるをえない状況にきています。
一方では、日本政府主催の「普天間代替協」においては、名護市辺野古への新たな強大な基地建設へ向けての工法等の談合が形式的に行なわれ、既成事実が積み上げられてきてい
ます。そして一兆円とも言われる大事業に利権屋どもが群がり、政・官・業ゆ着の一大争奪戦がくりひろげられています。
日本政府と利権屋どもは、米海兵隊削減・撤去の運動が、この「普天間代替協」反対へと矛先を向けるのではないかと戦々恐々とし、おおあわてで、去る二月二十五日河野外相を沖縄に送り込み、鎮静化を策しています。しかし運動は深く拡がり、稲嶺県知事や岸本名護市長等の、海兵隊の強大な基地の建設計画を進めながら海兵隊の削減を言う二枚舌を打ちのめす状況が着々とつくり上げられてきています。
沖縄の人々は、日本政府の振興策(カネ)をからめての攻撃の中で、名護市長リコール運動の挫折等の後退もありましたが、それを乗り越えて進む状況もつくられてきています。
私たちは、十五年戦争(日本帝国主義のアジア侵略)、沖縄戦、戦後の米軍の専制支配、そしてアメリカの侵略拠点としての沖縄の歴史を総括し、これ以上、強盗どもの拠点としての沖縄を許さず、二十一世紀の沖縄を平和の発信源にするために奮闘しています。
プエルト・リコ(ビエケス)、韓国・朝鮮、アジア……世界の民衆と連帯し、憲法改悪策動を打ち砕き、平和創造に向けて共に頑張ろう!
                         三月二十日