4・1大阪

基地・軍隊はいらない ひびけ沖縄のこころ関西のつどい

  勝つぞ新基地阻止の長期戦

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四月一日、「基地・軍隊はいらない ひびけ沖縄のこころ関西のつどい」が約二五〇〇名の結集で、大阪城公園の中ほど野外音楽堂で開催された。
ここ数年関西の地では、しないさせない戦争協力関西ネットワークや大阪ユニオンネットワーク等の市民・労組の提携で、周辺事態法の実質化(大阪湾日米合同海上演習、滋賀あいば野合同実動演習、兵庫伊丹指揮所訓練など)に対し反対行動を組織してきた。この「関西のつどい」は近年恒例となっているが、各地での運動に依拠しつつ、主催の実行委員会の運営を通じて、関西での沖縄問題発信の共同闘争として各地・各層の結集をみている。
集会は、琉球舞踊で始まった。まず主催者から、米・日の軍隊軍属の蛮行が続く沖縄からの訴えをしっかり受けとめ、関西での今後の闘いに活かそうとの挨拶があった。
沖縄からの訴えでは最初に、昨年七月カデナ基地包囲でのレッドカード・ムーブメントの発案者である島袋博江さんが発言。「わたしは誰にでもできることを考え、行動した。陰ながら応援します、ではなく、各自ができることをしていこう」と、行動することの重要性を青年に向けて強調。
続いて、名護ヘリ基地反対協の安治富浩さん、辺野古の「命を守る会」会長の金城祐治さんがアピール。金城さんは、「守る会ではわたしが最年少、最高齢は八十八歳。そんなオジイ・オバアが二度と辺野古を戦場(イクサバ)にはさせないと頑張っている」と強調。両氏の発言とも、新基地阻止の長期戦を国内外の運動と呼応してすすめていく、という基調であった。
 そして韓国・梅香里(メヒャンリ)からのアピール。梅香里住民対策委員長の全晩奎(チョン・マンギュ)さんが梅香里射爆場の米軍を糾弾、「国際連帯と怪物米帝粉砕のさきがけとなる」と発言した。
さらに、米軍人・軍属による事件被害者の会の海老原大祐さん、ジュゴン保護キャンペーンの佐竹さん、韓統連大阪の金昌五さんの発言と続いた。とくに海老原さんは、「米軍の悪行を止めるには日米地位協定の改定と、被害者救済のための倍償法の制定しかない。署名運動への協力を」と訴えた。
集会の後は、多民族共生の町大阪・鶴橋へ向けてデモを貫徹した。
なお、労働者共産党関西地方委員会は、沖縄の同志からの連帯アピール(別掲)などを掲載したチラシ「沖縄海兵隊は全面撤退せよ」を配布し、集会参加者を激励した。
                    (関西I通信員)