4・1関西のつどいへ

   沖縄の米兵事件、えひめ丸事件を糾弾し

    米軍追放へ怒りの決起を


二月十日、米原潜「グリーンビル」によるハワイ・ホノルル沖での「えひめ丸」撃沈、九名行方不明というすさまじい事態の中、日米反革命同盟は、その破廉恥な姿を全世界の民衆にさらけだした!
事故直後、何ら情報も入っていない中、森政権は米原潜に対し「何ら救助に問題はなかった」なる見解をいち早く表明し、事態が明らかになるにつれ「森のゴルフ続行」問題等、あまりにいい加減な対応に日本民衆も森政権に愛想を尽かしてしまったのだ!(支持率急降下を見よ!)
さらに、冷戦終了後の米軍維持のために、ブルジョア民間人を艦内司令室に招き入れ一大ショーを展開し事件を引き起こしたのは明白なのである。
このように米軍が百%罪を負うべき事件であるにもかかわらず、アメリカ帝国主義は何らの謝罪もせず(米軍特使が一片の言葉のみの形式的な謝罪文を持ってきただけ)、当の艦長をはじめ軍人はいまだ軍法会議にもかけられないという日米安保体制下における不条理が公然とまかり通っているのである。
これはまさしく、沖縄でのこの間の米兵による少女暴行事件以後も続発する様々な事件に対しても、全く同様なことなのである。
そして今、大田元沖縄県知事の「何故沖縄だけが犠牲にならなければならないのか!」という怒りの血の叫びが、ふたたび沖縄民衆の中で爆発寸前なのである。沖縄駐留海兵隊トップによる稲嶺知事への愚弄発言以降、各市町村による海兵隊削減さらには撤退、夜間外出禁止要求等の決議が続々と保守・革新を問わず発せられているのである。
この不条理な現実への怒りこそ、沖縄と「えひめ丸」の被害者・家族との同様の気持ちなのである。
このような米軍追放気運の高揚の中で関西においても、昨年京都丸山野音での二八〇〇名の決起とその成功をバネに、より一層の大衆的な起ち上がりが求められているのである。
七回目を迎える「ひびけ沖縄のこころ関西のつどい」は、四月一日午後一時より大阪城野音において開催される。
すでに四回の実行委員会を重ね、参加各団体も手応え充分に、燃えたぎる怒りをバネに昨年を上回る結集を追求している。関西より、米軍追放の怒りの火柱をまき起こそう!
(関西S通信員)