1・14東京

   全国日雇労働組合協議会 総決起集会に300

    全協の団結示す

 

  二〇〇一年一月十四日、日雇全協の呼びかけに応えて、東京・山谷玉姫公園に三百名の日雇い・野宿労働者、支援の労働者・学生が結集した。寒風・零下の晴天の下、午前十時、「佐藤さん虐殺十六ヵ年、山岡さん虐殺十五ヵ年弾劾!国粋会金町一家解体!日雇全協総決起集会」の開会が宣言された。
 司会が、「やねと仕事をよこせ!という闘いの中で、金町を解体するまで闘おう!」と提起して議事に入った。
 最初に争団連の仲間が連帯発言に立った。
 「不当解雇撤回!リストラ首切り絶対阻止!一人の首切りも許さない闘いを三〇年にわたって推進している」「いかなる弾圧があろうとも、われわれは最後まで闘いぬく!山谷争議団とはこの間共闘が深まっており、われわれは最後まで共闘を進める」と力強く述べた。
 つづいて釜ヶ崎反失連の本田さんが発言した。
 「行路死という名で公式発表は五〇人といわれているが、二十四時間後死亡を加えると七百人近い人が死んでいる。」「何としても、生命と生活を守る闘いを盛り上げていかねばならない。小異を捨て大同に結集して、地域でも職場でも、対行政でも、あらゆる闘いを工夫してたたかおう」と訴えた。
 神奈川など、各地の運動団体の報告があった後、新宿連絡会の笠井さんが発言した。
 「昨年は、全国闘争も闘いとった。また自立支援センター五ヵ所を約束させて、二ヵ所でで実施させた。われわれは排除には断固反対阻止しながら、仕事とやねを闘い取るたたかいを進め、寮内闘争と現場を統合して闘い抜いた。自治体・行政と要求をもって闘い抜こう」と呼びかけた。さらに、渋谷、池袋の仲間が発言した。
 そして日雇全協各支部の発言に入った.
 まず釜日労の藤井さんが、「仕事をよこせ!やねをよこせ!」の闘いの中で、政府・行政を批判・暴露し、要求貫徹の闘いを進めること。「現場の闘いを全国的に結合し、全労働者と結合し」、今日の時代の転換点を階級的に闘う任務が、具体的に提起された。
 つづいて笹日労と寿日労から、越冬闘争の報告があり、冬の闘いを押し進めていく決意が表明された。
 最後に山谷争議団の中村より、「上野公園における当局・資本・暴力団との攻防」の報告、隅田川の仲間、全都の仲間と共に闘い抜いた」報告があり、そして国粋会金町一家を粉砕する陣形のを建設していく決意が表明された。
 集会後、山谷地域内をデモし、労働者人民の力を示した。(東京Y通信員)