8・30東京東部

  各区の労組が決起


 八月三十日の夜、9・3に強行されようとしている自衛隊三軍七八〇〇人の治安出動演習の中止を求め、「許すな!自衛隊治安出動 9・3総合防災訓練に反対する8・30東京東部集会」が同実行委員会主催で開かれ、墨田区・錦糸公園に東部各区から約三〇〇人の労働者・市民が参加、また街頭デモで訓練中止を訴えた。
 集会では、東京東部の各区(墨田区、江東区、江戸川区、台東区、荒川区、葛飾区、足立区)から官民の労組、ユニオン、市民が次々と発言し、各区での取り組みの報告や都知事石原への糾弾が続いた。また部落解放同盟都連は石原の差別主義者的体質を批判し、在日韓国民主統一連合は石原の排外主義と虐殺・弾圧扇動を糾弾して、都民・日本人による石原辞任運動への連帯を表明した。
 9・3では自衛隊出動と一体に自治体・自主防災組織を連携させた「戦時総動員体制」がもくろまれているが、集会には、東水労など都職員、各区役所職員の自治体労働者も多数参加し、戦争協力の動員に反対した。
 最後に集会アピールを採択するとともに、都知事・石原慎太郎宛ての要請書(貴殿が強行しようとしている9月3日の「ビックレスキュー東京2000」の総合防災訓練は、「防災訓練」に名を借りた自衛隊の治安出動訓練である。我々は断固反対するとともに即時中止を要求する)の送付を確認して、デモに移った。 (東京F通信員)