5.27韓国良心囚支援集会


韓国良心囚支援集会が五月二十七日、東京・文京区民センターで、韓国良心囚を支援する会全国会議(全国会議)の主催でおこなわれた。
集会は、開催に先立って韓国・光州民衆抗争二十周年行事のビデオ上映が行われた。
主催者を代表して渡辺一夫全国会議代表から、集会の前に二〇〇〇年度の全国会議総会が開催されたことが報告され、全国会議への参加・協力がうったえられた。吉松繁全国会議顧問、宋世一・韓統連国際局長からそれぞれ挨拶を受けたのち、李哲(イ・チョル)さんの講演がおこなわれた。
李哲さんは、元在日韓国人「政治犯」死刑囚で、在日韓国良心囚同友会の代表として、関西を中心に活躍されている。集会に参加された半数近くのひとは、若い人びとで在日韓国人「政治犯」救援運動を経験したことのない人びとばかりである。
李哲さんの獄中での体験談は、参加者にとっては初めて聞く者がほとんどで、すべての人に深い感銘を与えた。百名を越える在日韓国人の元「政治犯」の体験談を、語り部として引き継ぐ作業も重要と言わねばならないだろう。
講演後、石井事務局長から総会報告、運動方針が提示された。全国会議は、日韓連帯運動の中心で闘い続けてきた。いまだに全国運動として展開できる知名度がある。その意味においても、今後も全国会議の奮闘が期待される。 (東京N通信員)