二中総報告

わが党、労働者共産党は、過日、第一期第二回中央委員会総会を開催した。総会の任務は、統合後の一年間の活動をきちんと総括し、厳しい内外情勢をきりひらく当面の闘いの方針と党建設の方向をかちとることであった。

総会には、この一年間の統合活動を遂行し、各自の部署で支配層の反動攻勢を多くの人民とともに闘いぬいた全国の同志が、元気に参加した。

第一日目は、総括決議案と情勢・任務案が提出され、活発かつ真剣にに討論された。両決議案とも、それぞれ多くの修正案が提出されたが、討論の結果、総括案は、提出された原案通り採択され、情勢・任務案は、部分的に修正され採択された。

採択された総括決議は、この間の統合活動の総括と教訓を確認した。そして統合成功の教訓をふまえつつ、さらに左翼勢力の統合と団結の強化に貢献しなければならないとした。しかし、革命勢力全体がその力量を減少させている今日、この現状を直視し、労働者階級人民の前進のために精力的に活動することが、要求されている。

情勢・任務決議では、「われわれの選択する次の一歩は、われわれ自身の団結をより強固に打ち固めると同時に、日本共産主義運動の混迷と分散を克服し世界史的新時代に相応しい質をもった共産主義運動を創造する一大事業を前進させるものでなければならない。」」とした。そして、活発な理論活動と着実な党建設、さらに今日の情勢に即した当面の実践活動の方針をさだめた。そして、具体的には各地のそれぞれの情勢の報告と討論をふまえ、「労働運動の再建を軸として全国各地に地域的統一戦線を形成」すること、「全ての地域で、有事立法・憲法改悪策動に反対する運動」を拡大し、「改憲阻止の全国的な共同戦線の形成を支持」する活動などを、当面の方針として確認した。

総会第二日目は、サミットを直前にして激しい闘いを展開する現地の状況をふまえた「沖縄闘争特別決議」と、団結・統合に関する特別決議「全国の共産主義者に訴える」の二本の特別決議が提案された。この特別決議は、活発な議論のうえに、いずれも提出された原案通りに採択された。

その後、統合後の会計報告もなされ、質疑応答と討論のうえで了承された。

総会は最後に、中央役員人事がおこなわれ、投票により選出された。

第二回中央委員会総会は、時間が足りないほどに積極的かつ活発に討論され、全体的にこの間の統合作業を反映して、成功した総会であった。さまざまな課題をかかえつつも、労働者人民とともに決意も新たに闘いに前進する、意義ある総会であった。(特別決議は、本号 面に掲載。総括決議と情勢・任務決議は次号掲載)