タイ北部の山岳地帯には下界の文明社会から少し離れて独自の文化の中で暮らす山岳少数民族が数多く暮らしているエリアがいくつかあります。チェンマイから西へ。ミャンマーとの国境へ向かうエリアの山岳地帯もそういった地域の一つです。

シンプルだけれどもなぜだか満ち足りた彼らの暮らしぶりは、豊かだけれど複雑怪奇で何か足りないといつも感じているような”先進国”と名乗っている国々の人々が見習うべきヒントをたくさん持っています。

チェンマイやチェンライといったタイ北部の町からは昔からこういった村々を巡るツアーが数多く出ており、20代の頃の私は何度も参加したものです。それぞれのツアーに特色があるのですが、ツーリストが快適に過ごせるように配慮がなされた結果、村の人々の暮らしをただ眺めるだけになってしまったツアーも多数出ています。

私自身が皆さんにご提案したいのは、もっと人里離れた村々を巡る旅で、村での暮らしをそのまま体験できる旅。タイへ渡航する度に時間を見つけて現地の人たちと打ち合わせを重ねてようやく実現のめどが立ちました。

この旅が目指すもの

少数民族のシンプルな暮らしぶりから私たちが当たり前と考える生活のあり方を見直すヒントをつかむ旅です。発着の拠点となるチェンマイでの暮らしはもう定番となった”スーパーカブで旅するタイ北部"同様、ゲストハウスに泊まって様々な国からの旅行者と話したり一緒に食事をしたり、そういった旅の楽しみも体験していただけます。

旅のプラン

出発日/帰国日

日付 予定
第1日 午前:東京出発。経由便でチェンマイへ。
夜:チェンマイ到着。乗合バスかトゥクトゥクでゲストハウスへ
【チェンマイ泊】
第2日 チェンマイで終日フリータイム。この日どこかのタイミングで明日からの行動について説明を受ける時間を設けます。タイ古典舞踊のディナーショーなどへの参加も可能(実費)。
【チェンマイ泊】
第3日 朝:ゲストハウスをミニバスで出発。ドイインタノン国立公園へ向かいます。1時間弱の車での移動の後、市場に立ち寄ります。ここではフルーツなどを買うことができます。ここからトレッキングがスタート。現地ガイド同行でカレン族の村を訪れた後、メ・ワンの滝へ立ち寄ります。景色の良いところで昼食。昼休みの後は徒歩で焼く2時間ほど。カレン族の村を目指します。村へ着いたらシャワーを浴びたり、リラックスしてお過ごしください。村の人とのコミュニケーションに挑戦してみてください。ガイドが夕食を料理するのをお手伝いいただくのも歓迎です。 【カレン族の村泊】
第4日 朝食の後、徒歩で次の村へ向かいます。昼食の後は竹の筏で川を1時間ほど下ってエレファントキャンプへ。ここが今日の宿泊地となります。自然の滝のシャワーをお楽しみいただけます。電気は来ておらずキャンドルナイトです。 【少数民族の村泊】
第5日 朝食の後、エレファントキャンプで象に乗る体験ができます。象の首に乗って辺りを巡ったあとは象に水浴びをさせてあげてください。エレファントキャンプを出た後、ミニバスでチェンマイへ。チェンマイ到着は昼過ぎを予定しています。 【チェンマイ泊】
第6日 出発まで自由行動 夜:チェンマイ出発、経由便で東京へ向かいます。 【機中泊】
第7日 午前:東京到着。着後解散

この旅では長距離の移動を除いて皆さんの足が移動手段を支える事になります。現地では”トレッキング”と呼ばれていますがネパールやペルーの山岳トレッキングとは違ってどちらかというと森歩き。旅の目的は歩くことにあるわけではないので移動時間は短めの設定です。

旅慣れた同行者が日本から同行し、3日目から5日目までは現地ガイドも同行します。

ツーリスト向けの村は極力避けるように依頼してあるので、場合によってはトイレのない村もありますし、シャワーは川の水だと考えておいてください。女性参加者がおられる場合は仮設トイレをこちらで設置する用意をします。

料金

¥149,000

村の掃除屋 山岳地帯の風景

この旅の方法論

限りない自由と、それに伴う不自由はこの旅でも中心的なテーマとなります。現地では状況に応じて日々予定を調整しますし、面白いと思ったことはどんどん取り入れていきますので、”予定は未定”と認識しておいてください。

トレッキング

3日目から5日目の2泊3日はご自身の足でタイの山岳地帯を歩いていただきます。荷物ももちろん各自で持っていただきますのでいかに装備を軽量コンパクトにまとめることができるかが自分の体力を温存するための重要なポイントになります。

また、乾季であっても川を渡ったりすることがあるのでパッキング時の防水にも気を使いたいところです。テントや寝袋は不要なので、それほど荷物は必要ありません。装備に関するご質問、ご相談はお気軽にご連絡ください。


毎日の宿泊

少数民族の村での宿泊

チェンマイでの宿泊はゲストハウス。部屋にエアコンはありません。トイレとホットシャワーはフロアごとの共同です。また、部屋数の関係で基本的にほかの参加者と相部屋となります。

チェンマイからの2泊3日、山岳民族の村々では、その村の建物を借りて宿泊します。基本的に”雑魚寝”です。男女は区分けしますがシーツで目隠しする程度しか対応できない場合もあると考えてください。 マットと毛布は用意されています。


毎日の食事

チェンマイでの食事は小さなレストランや屋台です。日本語はおろか、英語もあまり通じません。言葉に四苦八苦しながら注文し、初めて目にする料理を怖々口にするのも旅の楽しみです。インド、中国という2つの世界でも偉大な食文化の影響を受けたタイの料理の複雑な味わいに感激する事でしょう。

2泊3日の少数民族の村々での食事や移動中の食事は現地ガイドが用意します。ガスや電気のない村で焚火の火だけで巧みに料理する技術にはアウトドアの経験がある人でも驚かされるかもしれません。体力と時間が許せば手伝ってあげてください。限られた設備での料理の準備は貴重な体験となる事でしょう。


コミュニケーション

山岳少数民族の人達だけでなくタイの人達や、ゲストハウスで知り合う他の国からの旅人との交流はこの旅の一番目指すところです。山岳少数民族の共通語は”ラフー語”なので手も足も出ませんが、現地ガイドが通訳してくれます。それ以外のコミュニケーションは英語が主体となりますので、出発までに少しでも英語に触れておくとより良い旅になる事は間違いありません。

経験豊富な同行者

同行する人間は皆さんを快適な旅に誘うために同行するわけではなく、むしろ、皆さんが一般の観光旅行や個人での旅行では体験できない体験に踏み込めるように同行する事を目指しています。

現地では経験豊富な旅人にさんざん振り回される事になる事に期待してもらって良いと思います。

同行者1:永持典孝

同行者2:小川修司

多くの国を旅してきた同行者の旅のスタイルからどんどん盗める物は盗んでみてください。

この旅の楽しみ

ここまでの説明ではつらい事、危険な事だけが想像されるかもしれない。しかし実際には戸惑う事は多くてもそれを乗り越えた時、自分に新しい世界が開けている事に気がつくだろう。その時、周囲は今まで気がつかなかった暖さを感じさせてくれる事だと思う。帰国する頃にはこの1週間の体験が、あっという間のできごとに感じられるはずである。

要件、準備

企画の料金には、東京からチェンマイへの往復航空券と、空港税類、燃料付加運賃、2泊3日の現地ツアー代、期間中の宿泊費が含まれています。現地で各自必要となるのは食事代と現地で追加したオプションの移動費用、それからお土産代です。これはだいたい2万円程度で足りると思われます。

パスポートの有効期限が出発の際に6ヶ月以上残っている必要がありますのでご確認ください。海外旅行保険への加入は必須と考えてください。

荷物は極力少なく纒めていただく必要があります。トレッキング中に不要な荷物はチェンマイの宿に預けることができますので極力身軽に。

問い合わせ先:eandg@i.bekkoame.ne.jp

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