全てのライダーに体験していただきたいツアーです。風景もライディングの楽しさも素晴らしルートです。超えていく峠は標高も高く、麓から山々を眺めるよりも多くの時間を山の中で過ごします。12日間という長丁場のツアーでもあり、様々な状況下の道路を走る挑戦的なツアーでもあります。ルートは全て舗装路で、場所によってはとても整備されていますが、右へ左へ繰り替えし切り返すワインディングやタイトコーナーを走る技術が要求されます。また場所によっては高所恐怖症の克服が必要かもしれません。

ルート概略図

Complete Alpsのツアールート概略図

ツアー代金

車種 料金
BMW F700GS, Moto Guzzi V7, Triumph Bonneville, Ducati Scrambler €4,690
BMW F800GS, BMW F800GT €4,795
BMW R1200GS, BMW R1200R, BMW R1200RS, HONDA Africa Twin, Ducati Multistrada 950 €4,920
BMW R1200RT, BMW R1200GS Adventure, BMW S1000XR, Ducati Multistrada 1200 €5,005
HONDA Goldwing GL1800 €5,165

料金に含まれるもの

料金に含まれないもの

ツアー情報

最少催行人数:8台/最大募集人数:10台

お申込み締切:ツアースタートの60日前

お申し込みの際、ご予約金(ツアー代合計の10%)が必要です。

同行するガイドと一緒に走っていただいても、ルートブックを見ながらご自分のペースで走っていただいても構いません。ガイドには常に携帯電話で連絡を取ることができます。

日程概要

2018年6月23日-7月8日

2018年7月14日-7月29日

Day0
16時までにミラノに到着してください。ミラノに到着したら、各自ツアー指定のホテルへチェックインしてください。他のメンバーとはディナーパーティで顔合わせ。ディナーパーティは20時からです。
Day1
交通量の少ない日曜日の朝、A7号線でミラノを脱出。最初の目的地はピエモンテ州のバローロです。ここは有名なバローロワインとバルバレスコワインの生産地です。ワイナリーを少し覗くことができるかもしれません。丘陵地帯の美しい起伏とここに位置するぶどう園がワインの味わいに生きています。今後、これらのワインを飲む機会があったら、きっとこの美しい風景を思い出すことでしょう。バローロを出た後はクーネオへ。進路を西へ変えてアルプスの最初の区間へ突入します。マリティムアルプスのロンバルデ峠を越え、ボネット峠を越えてバルスロネットへ向かいます。ボネット峠はイタリアのステルヴィオ峠とヨーロッパで一番標高の高い道を争う峠です。峠からは景色の楽しめるループロードが伸びています。これら2か所の峠はライディングを堪能させてくれるだけでなく、メルカントゥール国立公園の素晴らし風景を楽しませてくれます。
Day2
バルスロネットからベルドン渓谷を走って、ダリュイ渓谷のすぐ手前の小さな村、アノットへ向かいます。途中、ヴァロンソルのラベンダー畑を訪れます。ベルドン渓谷を探索する時間も充分あります。この地方の独特の風景をご堪能ください。
Day3
アノットからはチョコレート色のダリュイ渓谷に沿って走ります。個々の風景は映画、”ジュラシックパーク”を思い出させます。幸い、血に飢えた恐竜はいません。コル・ダーロを超えてバルスロネットへ戻ります。ここからさらに峠越えは続きます。ヴァール峠を越え、風光明媚なイゾアール峠へ。この地域の山々はドロミテ山塊を思い起こさせますが、地質学的にもよく似ているそうです。ここからさらにターレ峠とガリビエ峠の2つの峠を超えてこの日の目的地、ヴァロワールの村へ到着します。ガリビエ峠からは天気が許せば360°の大パノラマを楽しむことができます。ヴァロワールの宿泊先は夕食を含んでいます。
Day4
アルプスで最も標高の高い舗装された峠イズラン峠(ステルヴィオ峠より13m高い)を越え、ヴァル=ディーゼルを通過し、プチ・サン・ベルナール峠を越えてイタリアへ。ヨーロッパ最高峰モンブラン(4,810m)の麓の町クールマイユールがこの日の宿泊地です。
Day5
朝、ゴンドラでモンブラン山頂へ向かう事ができます。ヨーロッパ最高峰からの眺めは格別です。クールマイユールからはまずアオスタへそこからはグラン サン ベルナール峠へ向かいます。峠ではセントバーナード犬の博物館を訪れます。セントバーナード犬は峠に住む修道士に飼われ、冬季にヴィア・フランチジェナに沿ってやってくる巡礼者の救助に活躍しました。この巡礼路は遠くイギリスのカンタベリーからローマへ続いていたのです。その後はスイス国内とローヌ渓谷を走行。6大峠のルート上の最初の峠、フカ峠を越えてアンデルマットへ。ここで2泊を過ごします。
Day6
この日は6大峠の4つを制覇します。ゴッタルド峠を超えて丘アイロロへ。今度はヌーフェネン峠を越えてグレチへ。グリムゼル峠を超えて、インナートキルヒェンへ。そして最後にスステン峠を越えてヴァッセンへ。アンデルマットへ戻る素晴らしいライディングと素晴らしい風景が楽しめる1日です。
Day7
アンデルマットを後に東へ。6大峠の最後の1つ、オーバーアルプ峠を走ります。フカ峠はローヌ河の源流に位置していましたが、オーバーアルプ峠はライン河の源流に位置します。峠にはライン河口のロッテルダムにある灯台のレプリカが置かれています。ライン渓谷に沿ってトゥージスへ。ここからユリアー峠を越えると、スキーリゾートとして名高いサンクトモリッツです。この町を散策し、スイスチョコレートを味わったらベルニーナ峠を超えてリヴィーノへ。ここで2泊します。
Day8
リヴィーニョからのループルート。グリソン山脈を走ってダボスへ向かいます。アルブーラ峠とフルエラ峠を越えていきます。少し休みたい方はオーフェン峠でトンネルを使ってリヴィーニョへ戻る事もできます。他の方はもう少し足を延ばしてスイス側からステルヴィオを訪れた後フォスカニョ峠を越えてリヴィーニョへ戻ります。
Day9
リヴィーニョを出発。ドロミテへ向かいますが、今日のメインはステルヴィオ。南西から48箇所のつづら折れの道を抜けてステルヴィオを攻略します。夏の時期には多くのライダーが峠道と頂上からの景色を楽しむために訪れます。リチャードの売店でソーセージで腹ごしらえするのも忘れてはいけません。ステルヴィオからメラーノへ抜け、モンテ・ジオヴォ峠を越えたらヴィピテーノです。ここからはSS12号線でブレンナー峠を抜け、プステリア渓谷を通り、バディア渓谷へというルートはドロミテの心臓部へと続いています。我々がこれから2泊滞在するのはガルデナ峠の麓にある小さな村、コルフォスコです。
Day10
ドロミテ山塊を巡る素晴らしいルート。ポルドイ峠ではぜひともケーブルカーに乗りましょう。サッソ・ポルドイからは素晴らしい眺望が楽しめます。2016年にはここからマルモラダ氷河を見ることができました。ポルドイ峠からパッソ・スタウランツァに沿っておそらくドロミテで最も美しい峠といえるジアウ峠へ。走ることだけでなく頂上からはマルモラダ氷河、セッラ山脈、クリスタッロ山脈が見渡せます。ドロミテの他の峠では、道路からはここまで眺望がひらけてはいないと思います。峠からはスキーリゾートとして名高いコルティーナ・ダンペッツォへ。その後クリスタッロ山脈に沿って走り、ミズリーナ湖の湖畔でコーヒー休憩。ここからコルフォスコノ村へ戻るのですが、その間ファルツァレーゴ峠とヴァルパローラ峠を通ります。ヴァルパローラ峠には第一次世界大戦の砦を利用した博物館があります。
Day11
ドロミテを離れてミラノに戻るために移動をはじめます。この日の目的地はガルダ湖ですがまだまだ見どころは沢山あります。まずガルデーナ峠を越え、次にシウジアルプスへ方向を変えますがボルツァーノの近くで方向転換。ニグラ峠を越えてカレッツァ湖へ。松林に囲まれ、澄み切った水をたたえた山上の湖の美しい風景を堪能します。ここからブレンナー峠を越え、モルヴェノ湖、リーヴァ・デル・ガルダを通ってガルダ湖へ。
Day12
ガルダ渓谷を抜けてマニーヴァ峠を越え、イゼーオ湖へ。そしてミラノへ戻ってお別れディナーとなります。
Day13
ミラノを出発。