KUNZITE(SPODUMENE)


クッション アンティークカット 7.96ct

KUNZITE(クンツァイト)/和名 リシア輝石・黝輝石/結晶系 単斜晶系/モース硬度 7/別名 カリフォルニアアイリス スポデューメン スボジューミン/
スポジューメンと云う鉱物の内、ピンク色から紫色の結晶はクンツァイトと呼ばれています。この名前は鉱物学、宝石学、考古学に造詣の深かったジョージ・フレデリック・クンツ博士に因んで名付けられました。特にアメリカ、カリフォルニア産の宝石の研究に努めたといいます。そのカリフォルニア州のバラ地区で初めて発見されたこの宝石には、カリフォルニアアイリスと云う優雅な別名があります。
クンツァイト
クッション アンティークカット 7.96ct
パキスタン産
オーバル フラワーカット 6.526ct
アフガニスタン産
桜色のクンツァイトです。
この発色は三価マンガンによるものだそうです。安定しているので、これ以上の退色は無いと思われます。
淡いすみれ色のクンツァイトです。
殆どクリアに近かった緑色でしたが、退色して安定しました。
グリーンクンツァイト
照射されて緑になったクンツァイトの退色の様子
ペア ノーマルカット 9.12ct
パキスタン産
照射されて緑になったクンツァイトの退色の様子
マロン ノーマルカット14.03ct
アフガニスタン PATROKE産
手に入れた時は、とても鮮やかなミントカラーでしたが、写真を撮ろうと二年振りに取り出したら、随分と退色してました。(´・ω・`)
いずれピンク色のクンツァイトか無色になってしまうんでしょうね。
そんな訳で、退色の結果を提示するために、右隣のスペースを空欄にしておきます。
綺麗なミントグリーンだったのに、ほぼ無色にまで退色してました。
こちらも退色の様子をお見せするために、右隣を空欄に。
クンツァイトとはピンク色や紫色のスポジューメンの事ですが、グリーンのピンクスポジューメンとはいささか面妖なネーミングです。これはクンツァイトに人為的に放射線照射をして緑色に改変したため、この様な不思議な名前になったのだと思われます。自然の放射線により天然の緑で産出する事もありますが、何れも短い期間で退色しピンク又は無色のスポジューメンになってしまいます。
かと云って、緑色のスポジューメンがまったく無いかと云われるとそんな事も無く、ロシア、ウラル辺りのものは安定しているようですし、稀ですがクロム着色のヒデナイトも存在します。


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