RUBELITE (TOURMALINE)


オーバル  ミックスカット 5.69ct


RUBELITE(ルベライト)/和名 電気石/結晶系 三方晶系/モース硬度 7.5/別名 ピーシー ダウライト リシアトルマリン エルバイト
トルマリンとはスリランカのシンハリ語で多色の意味のトルマリに由来しているそうです。もともとこのトルマリとはジルコンを指す用語なんだそーですよ。名前の通り、カラーバリエーションが大変豊富です。熱すると電気を帯びる事から和名では電気石と呼ばれていますが、一時期マイナスイオン効果が期待されて、商業工業関係で注目されていました。トルマリンを織り込んだ繊維とか、トルマリン結晶入りイオンドライアーとか……。
多色とゆー語源だけに、様々なカラーバリエイションがありますが、赤色とピンク色のトルマリンは特別にルベライトと呼称します。このルベライトの語源はラテン語の赤を意味する言葉に由来しています。ピーシー(璧璽とか碧沙と書きます)の別名は中国名からの由来だそうですよ。
また、ルベライトは大抵の場合エルバイトに分類されますが、リディコータイト、ドラヴァイト、ショールとの複雑な組成を成す固溶体を形成しています。またリチウムを含むためにリシアトルマリンとも呼ばれています。
レッドトルマリン
オーバル  ミックスカット 5.69ct
結晶自体が大きいので、深いルビーレッドが暗く見えますが、美しいルベライトです。
裸眼でも中心に向かってチューブインクルージョンの発達が見られ、細かい内包物もはっきりと見えます。決して上質とは云えないのですが、兎も角迫力の大きさで、色が美しいの。 
ピンクトルマリン
オーバル ミックスカット 3.41c
オーバル ミックスカット 4.91ct
この二石のピンクトルマリンは深みのあるピンクで、浮ついた感じがなくて、正に大人のピンクと云った感じがします。その中に、螢光性のあるピンク色の採光がちらちらと輝いて、とても魅力的な結晶です。
この美しい色の元になっている不純物の比重の関係で、同じ重さのレッドトルマリンよりも若干サイズが大きくなります。


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