VERDERITE(TOURMALINE)

オーバル　ミックスカット　計7.55ct

ＶＥＲＤＥＲＩＴＥ（ヴェルデライト）／和名　電気石／結晶系　三方晶系／モース硬度　７．５／グリーントルマリン

トルマリンとはスリランカのシンハリ語で多色の意味のトルマリに由来しているそうです。もともとこのトルマリとはジルコンを指す用語なんだそーですよ。名前の通り、カラーバリエーションが大変豊富です。熱すると電気を帯びる事から和名では電気石と呼ばれていますが、一時期マイナスイオン効果が期待されて、商業工業関係で大変注目されました。トルマリンを織り込んだ繊維とか、トルマリン結晶入りイオンドライアーとか……。

トルマリンはドラバイト、ウヴァイト、エルバイト、ショール、リディコータイト、ビュールゲライトの6種類のグループに分類され、様々な成分元素の混じり合った複雑な固溶体を形成しています。宝石としてのトルマリンは多彩な色を持っているために、色によって数種類に分けられています。 アクロアイト（無色）、ルベライト（赤色、ピンク）、シベライト（赤紫色）、インディコライト（青色）、ヴェルデライト（緑色）、ドラバイト（褐色または黄色）、ショール（黒色）、パライバ（ネオンブルー、ネオングリーン）の他、2つのカラーが混在するバイカラー、3つ以上のカラーが混在するパーティカラー、バイカラーの一種でウォーターメロン等があります。鉱物学的な分類の仕方もありますが、複雑な上高度な分析が必要なのでここでは割愛します。

オーバル　ミックスカット　計7.55ct
多色とゆー語源だけに、様々なカラーバリエイションがありますが、このダークな青み掛かったグリーンが一般的なトルマリンのカラーだと思われます。これと云って特別な魅力がある訳でもないのですが、そこはそれ、宝石質の結晶だけに、光を当てると螢光性のある煌きを発します。 他にクロムによる着色のグリーン・トルマリンがありますが、特性に差が有るために区別して取り扱われています。

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