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帰ってきたウルトラマン ストーリーガイド

第7話 怪獣レインボー作戦

郷は坂田3兄妹と地獄谷にハイキングへ行った。 坂田は谷でスケッチをする。 郷は怪獣の爪跡みたいなものや怪獣の鳴き声みたいなものが聞こえた感じもしたが、ハイキングを続ける。 そこで次郎は郷とアキのツーショットの写真を撮った。

数日後、次郎が友達と怪獣のジオラマを作って遊んでいると、アキが怒って次郎の前に! 次郎の撮った郷とアキの写真の後ろに怪獣の姿が映っており、アキは次郎のイタズラだと思ったのだ。 次郎はこれは本物の怪獣だと反論してMATが調査を開始。

岸田はそんな大きな怪獣が出たのにみんなが気付かないことに疑問を持ったり、上野はやはり次郎のイタズラだと推測したりする。 そんなMATに坂田はスケッチで描いた岩がなくなっていると主張。 南が上空から回りを調査するが何も発見できなかった。

郷だけは1人残って夜も調査。怪獣の鳴き声が聞こえた郷は谷に遊びに来ていた若者に非難をするよう呼びかけるが信じない。 そこに巨大な怪獣の目が! そして火を吐いてテントを焼いて去っていった。

翌朝、MATは再び調査して怪獣ゴルバゴスを発見して攻撃するが、そうすると怪獣は反撃することなく姿を消して逃げた。

MATの調査でゴルバゴスはカメレオンのように保護色を使うことや夜行性であることが判明。 保護色で逃げられないようにレインボー作戦でゴルバゴスの体にカラー塗料を吹きかけることにした。

翌日、ゴルバゴスを発見するとレインボー作戦が開始された。 (地味な色のゴルバゴスが見る見るうちにカラフルな怪獣に) 夜行性なので当初は戦意がなかったゴルバゴスだが上野に口を攻撃されて反撃に出る。 夜も近づき、さらに凶暴になることを恐れたMATは一時退却。

翌朝、郷はアロー1号で上空から、残りのメンバーは川の流域を地上から調査するが、ゴルバゴスを発見できない。 加藤隊長達がもう1度、下流を調査しようとした時、崖からゴルバゴスが出現。 保護色が使えなくなったため、崖の中に潜んでいたのだ。MATは攻撃するが、ゴルバゴスも火炎で反撃、 郷のアローも撃墜されて、新マンに変身。

岩を投げつけようとするゴルバゴスに新マンのキックが炸裂。 その後も取っ組み合いが続いて、ついに新マンのスープレックスが決まってゴルバゴスは逃げようとする。 そこをスペシウム光線で撃たれてゴルバゴスは倒れた。

戦いが終わると地獄谷にはきれいな虹が出ていた。

第8話 怪獣時限爆弾

大杉谷に怪獣出現の報告が入った。しかし鈍い怪獣ゴーストロンの様子を見て隊員は拍子抜け。 昨日、岸田が完成させたX弾を使用することになり、郷は一発でしとめると豪語。

単独で郷はX弾を発射しようとアロー2号でゴーストロンに接近すると、ゴーストロンは火炎を発射! 驚いた郷はその時、誤って時限装置のボタンを押してX弾を発射してしまう。 そしてゴーストロンは地底に潜ってしまう。

MATは爆発前までに怪獣が町へ移動しないか監視をして基地に待機することになる。 その間、郷は加藤隊長と柔道の練習をするが、なぜ単純ミスしたのかといういことが気になって簡単に投げられてしまう。 (第2話で明らかなように本来は郷がMATの中で1番強い) 「なぜ私に(簡単に)投げられたのか分からないのか!」と加藤隊長に叱咤される。 郷は自分に油断の気持ちがあったことを悟る。

ついにゴーストロンが動き出し、都内に避難命令が坂田兄弟も避難の準備を始める。 次郎は郷にもらった花を持っていこうとする。

しばらくするとゴーストロンの進路が変わり青木高原方面へ向かう。 都内の避難命令は解除されるが、そこの近くにはダイナマイト工場があり、東京を吹き飛ばす量のニトログリセリンがあった。 今からニトロを持ち運ぶことは不可能。 加藤はゴーストロンを調査するため写真を撮る。 この時も20m近くまで接近すると火炎を吐いて攻撃。

X弾が爆破するまで後3時間、郷は怪獣は音には敏感だと直感し誘き出し作戦を提案するが、 加藤隊長はX弾が入っている尻尾を切り取る作戦を選択する。 (ゴーストロンの鈍さを考慮して麻酔の改造に2時間かかる) 郷は自分の作戦に拘りジープにサイレンをつける。

その頃、次郎は友人に親戚の子がMATがだらしないから親戚が非難してきたと責められた。 反論できなかった次郎はその後、郷からもらった花を壊してしまう。 (この話の次郎の出番はこれで終わりなのでこの回の次郎は少しいやな子供の印象がある)

麻酔弾の改良が終わると、早速ゴーストロンに使用するがあまりの鈍さに効果が出ない。 郷はサイレンを鳴らしながらジープを走らせる。それを追いかけ攻撃するゴーストロン! もう少しで安全圏ということろでジープが壊される。 そしてゴーストロンはダイナマイト工場の方に戻ろうとする。

郷は新マンに変身。 しかしダイナマイト工場とX弾のためスペシウム光線は使えない! 爆破の時間が迫る! 新マンは1度地底に潜り下からゴーストロンを持ち上げ宇宙へ運んで爆破した。

第9話 怪獣島SOS

南はニューヨーク本部で開発されたモンスターソナーを運んで帰るために上空を飛んでいた。 本来は郷の任務だったのだが、その日は次郎の誕生日で休暇を取る予定だったことを知っていた南は加藤隊長に無断で代わったのだ。 (郷に「次郎君によろしく」と手紙を残していくのがかっこいい!)

南のおかげで休暇の取れた郷は次郎やアキとハイキングへ。 次郎は郷からのプレゼントであるアロー2号のプラモを手に持って大喜び!

だがその頃、南は暴風圏内を避けたが、その直後に操縦不能となり、南太平洋上の島に不時着して気を失う。

加藤隊長や岸田や上野は南を捜索するが、手がかりは掴めない。 南が消息不明になったことを知った郷も捜索に行こうとするが、基地に残っていたアローやジャイロは整備中で出発できない。 「南隊員は俺の代わりに遭難してしまった」と責任を感じる郷は早く捜索に向かうため整備を手伝う。

南は海底資源の調査のため島に来ていた人達に救助されていた。 その人達によると洞窟の方で怪獣の吠えるような音がするという。 調査に向かうが当初はソナーの反応もなく、風の音だと判断したが、さらに奥に行くとソナーが反応した。 調べてみると怪獣ダンガーが眠っていた。

南は調査員のメンバーが持っていたダイナマイトを使って洞窟にダンガーを閉じ込めることを提案する。 しかし、不時着時にできた傷が悪化し破傷風となってしまったため倒れてしまう。 調査員達は不時着していたアロー2号の無線を使ってMATに連絡した。 連絡を受けた郷は血清を持ってまだ片道分しか燃料の入っていないアロー1号に乗り込む。

南は傷を押して作戦を実行。一度は成功したかに見えたが、洞窟の中から目を覚ましたダンガーが出現。 南はマットシュートで応戦するも苦戦。そこへ郷が到着するが、ダンガーを攻撃中に燃料が切れてしまい、 郷も不時着、早く血清を南隊員にと焦るが動けない。 郷に迫るダンガー。その時、郷に光が降り注ぎ新マンの姿に!

ダンガーと戦いを開始、そして血清を南の方に転がす。 ダンガーの爪や牙に対して、新マンもパンチや投げで応酬。そんな最中に島は地震や噴火も発生。 ダンガーは新マンに鬣を剥ぎ取られてしまい、力が弱ったとことを投げとスペシウム光線を受けて倒れた。

南は血清のため一命を取り留める。再会を喜び合う郷と南。 そして加藤隊長達も到着して郷達は島から脱出することができた。

この回の脚本は「仮面ライダー」のメインライターでもある伊上勝、監督は「ゴジラ」の本多猪四郎。 よく考えれば、すごい組み合わせだ! また、「ジャッカー電撃隊」のアイアンクロー、「科学戦隊ダイナマン」のカー将軍で有名な石橋雅史が近藤整備班長役でゲスト出演してます。

第10話 恐竜爆破司令

次郎達は工事現場で学校の授業として化石の採集を行なっていた。 そこへ通りかかるパトロール中の郷と南。 工事を急ぎたい工員達は少し強引にブルドーザーを使う。 そうすると巨大な恐竜の尻尾みたいな化石が見つかった。 子供達はそれを発掘しようと大喜び。 (郷の耳にも心音は聞こえず安全と判断)

数日後、郷と南は加藤隊長の許可を得て子供たちの研究の成果を見に行く。 次郎の先生によると化石は剣竜の尻尾の部分で子供達は恐竜をステゴンと名付けた。 発表が終わると次郎達は再び工事現場に向かう。

だが、工員達はダイナマイトで化石を爆破しようとする。 子供達はそれを見て反対するが、工員達は決行する。 しかし化石は無事残っていた。 喜ぶ子供達。 工員はさらに大量のダイナマイトを仕掛けようとするが、化石から出てくる黄色い液体を浴びて工員の1人が溶けてしまった。 (ダイナマイトにより停止していた心臓が動き出したし、ステゴンは甦った)

加藤隊長たちは出動する。(その時、次郎達の学校から戻ってきた郷や南とすれ違う) そして加藤隊長は爆破することを決断。 追いついた郷と南は元通り埋めることを提案するが工員達の反対もあり爆破は決行された。 だがその爆破でステゴンは完全に動き出した。 加藤隊長・岸田・上野はステゴンを攻撃、ステゴンは地底に潜る。

基地に戻った後、郷は隊長の爆破命令を避難した。 岸田がそれに反論して、郷・南の爆破否定派、岸田・上野の爆破肯定派に分かれて口論となる。 それを止めて加藤隊長は爆破命令を決断した理由を説明する。 (1.工事に支障が出る、2.黄色の溶解液が人に与える影響)

再び工事現場に現われて食べ物を求めるステゴン。 加藤隊長はステゴンを誘き出して倒す作戦を実行するが反対する郷と南は作戦から外す。 (ただ、郷達も心配なのか現場には向かう) MATはステゴンを炎で攻撃するがステゴンは口から消化液を発射する。 そして丘隊員がピンチになった。

郷や南もやむを得ずステゴンを攻撃。 加藤隊長はステゴンの目に麻酔弾を発射。 だが加藤隊長もピンチになると、郷は新マンに変身、スペシウム光線さらに馬乗りになっての攻撃を行なう。

それを見ていた次郎達はステゴンを殺さないように頼む。 その声を聞いて新マンは攻撃をやめる。 そうしてようやく麻酔が効き始めたステゴンに対して、体を固める特殊光線を発射して、ステゴンを宇宙に運ぶ。

ステゴンはどうなったのか郷に尋ねる次郎。 郷は宇宙に運ばれてそこで誰にも邪魔されず冬眠していると答える。 その時、一つの星が光る。 子供達は「あれはステゴンの星」「ステゴンは星になった」と言い合った。

第11話 毒ガス怪獣出現

3日前から「怪獣が出現したとの」通報があり、MATは通報のあった営林所の付近をパトロールをしていた。 そのパトロールから上野が無断で帰ってきたので「1人が勝手な行動をしたらチームワークはどうなるんだ!」と怒る岸田。 そして岸田が上野の代わりにパトロールに出る。 岸田が去った後、「硬すぎるよ岸田隊員は」とぼやく。

パトロールに出た岸田は大勢の映画スタッフが倒れているのを発見。 MATはそのスタッフが撮影したフィルムを現像する。 そうすると撮影中に霧状のものが現れると全員があっという間に倒れていった。 そしてその直後に怪獣が通ったのが写っていた。 さらにテープレコーダーにも怪獣の鳴き声が録音されていた。 そこへ佐川参謀が映画スタッフの死因を報告に来た。 それによると死因は毒ガスということだった。

その毒ガスは旧日本軍が開発したイエローガスだと佐竹参謀は言った。 それを聞いて岸田は軍人だった父親のことを思い出す。

家に帰ると岸田は母親に「父は戦前、毒ガスの製造に関わっていたか」聞いてみた! (そしてそのことが岸田の兄が自殺した原因ではないかとも!) 岸田の母は「お父さんも苦しんだんだよ...」といいながら、岸田の父親が書いた日記を渡す。 その日記には敗戦の3日前に毒ガスの使用が中止になったと書かれていた。

翌日、郷と岸田は営林所で電気のこぎりを使って木を倒している人に逃げるように警告するが、無視される。 郷たちの不安は的中し彼らは怪獣モグネズンに襲われる。 その時上空をパトロールしていた郷と岸田は怪獣が毒ガスを吐いているのを確認する。 そしてモグネズンを攻撃する。 (岸田は攻撃しながら、なぜ怪獣が旧日本軍のイエローガスを吐いているのかと疑問に思う) 攻撃を受けるとモグネズンは地中に身を隠した。

岸田は再び現場を調査と自宅ある資料で怪獣が父の作成した後に廃棄したイエローガスを食べて、それを吐いていることを確信する。 「父の犯した罪は息子である自分が償なわなくては...」と岸田は決意する。

モグネズンへの作戦会議では岸田は上の空だった。 (会議中、加藤隊長はチームワークを強調) 郷は「普段なら会議で真っ先に発言する岸田隊員が...」と岸田隊員の態度が気になった。

そして岸田は単独で単独でモグネズンを攻撃する。 郷は必死に止めるが、「この怪獣だけは自分の手で倒さなきゃいけない!」とさらに攻撃を続ける。 しかしその結果、岸田はモグネズンの反撃で負傷を負ってしまい、入院する。

見舞いに来た加藤隊長と郷に岸田の母親が岸田が単独行動を取った原因を話す。 郷は先輩(岸田)に代わって怪獣を倒すことを決意。

郷は毒ガスが吐けないようにマスクをモグネズンの口に嵌めると地上に降りて攻撃を開始する。 モグネズンは攻撃で倒れて、もがき苦しむが、もがいているときにマスクが外れる。 郷は毒ガスの反撃を受けてしまう。

郷は新マンに変身!しかし新マンも毒ガスや背中からのフラッシュによる攻撃で苦戦する。 その時、南と上野が乗ったジャイロが登場し、可燃ガス弾を投下。 新マンはスペシウム光線でガス弾に点火。 炎に囲まれたモグネズンが今度はピンチに、さらに毒ガスも投下された可燃ガスと混ざると中和されるらしく、効果がない。 そこに新マンのウルトラスピンキックが炸裂してモグネズンは倒された。 それと同時に毒ガスという名前のもう1つの怪獣も死んだ。

退院した岸田はチームワークを乱してしまったことを隊員たちに詫びた。

脚本は第1期ウルトラシリーズのメインライターだった金城哲夫氏。 彼がウルトラシリーズで書いた最後の脚本。

第12話 怪獣シュガロンの復讐

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・更新日:2011/03/18・ページ製作者:トータス砲