地球を狙っている怪獣ケンドロスは地球に向けて何かを発射した。 それは地球の土に埋まると赤い綺麗な花を咲かせた。 カオルがその花のにおいを嗅いでいた。 ゲンはそれが宇宙から来たものであることを見抜いて捨てるようにいうが、百子に「女の子の気持ちが分からないのね」と言われて、止められる。
ダンは花のことを聞くとなぜ無理にでも捨てさせなかったと怒鳴り、その花は剣輪草に似ている。 剣輪草は成長すると金属のように硬くなり、武器にする怪獣がいると聞くとゲンに語る、 そして改めて花を処分するように命令する。 ゲンはカオルの気持ちも大事にしたいと反論するが、ダンはそれくらいで女の子のやさしさはなくならないと反論。 ゲンはカオルのところに向かう。
だが剣輪草は成長し、花びらを回転して飛んでいく。（その時１度、百子やカオルを襲う） それを見たゲンはレオに変身して花を追う。花は地球に到着したケンドロスの所へ向かっていた。 ケンドロスは光線を剣輪草に発射、その光線を浴びると剣輪草の花びらは金属のようになり完全に成長した。 ケンドロスは剣輪草を使って砂塵を起こしたり、花びらをブーメランにしてレオを攻撃し、さらに体当たりを浴びせてレオを破る。
百子とカオルは傷ついたゲンを看病し、ゲンが意識を取り戻すとゲンに謝る。 ゲンは笑って「花は悪くない、花を操る怪獣がいる」と答えて、今度の休日には花を摘みに行くことを約束して、再びＭＡＣ基地に戻ろうとする。 途中でダンからケンドロスが仙台で暴れていることを聞かされる。 ゲンはすぐに現場に行こうとするが、ダンに自信はあるのか？と問われ返答に窮する。
ダンはブーメランを使ってゲンを特訓する。ゲンはブーメランが顔にいくつも当たって出血！ ダンは「男は何のため外に出て戦うんだ！女の子がその後で花を摘んでいられるためじゃないのか！」と怒鳴る。 特訓中、ケンドロスが東京に向かったことを知るとダンは現場に向かい、百子や猛を相手にゲンの特訓は続く。 （この回だけではないが、辛そうに特訓の相手をする百子や猛の表情も印象深い）
ケンドロスは東京で暴れ、マッキー２号や３号も撃墜されていく。 ゲンは特訓でブーメランを叩き落とせるようになると、レオに変身して戦う。 ケンドロスの花びらを叩き落とした後、体を高速回転させて光を放ちながら体当たり、 さらに猛攻を加えるとケンドロスは転がりビルに激突して爆発した。
次の休日、ゲンは百子やカオルと花摘みを楽しんだ。
怪獣ベキラが出現、ＭＡＣは青島隊員の指揮のもと攻撃を開始するがナパームも特殊レーザーも効き目がない。 怪獣の目を攻撃している最中に逃げ送れた人をゲンは発見する。 青島は１人のため、大勢の人を犠牲にはできないと攻撃を続けるように命令するがゲンは救助に向かう。 逃げ遅れたのは大村でパチンコをやっていたら...というのが呑気な彼らしい（笑）。
その間に青島のマッキー２号はベキラによって撃墜される。 その後ゲンはベキラの弱点が背中であることを発見するが、命令違反のことを青島や他の隊員に非難される。 それに対して怪獣の弱点を発見したとゲンも引かず、隊員達は次からは怪獣は簡単に後ろを見せないと言い合いが続く。
それを見ていたダンはゲンに１０日間の謹慎を命じ、チームワークのことも考えろと忠告するがゲンは食い下がる。 それならばとダンはゲンに「俺の背中を攻撃してみろ！」と言う。 ゲンは攻撃を試みるが巧みにかわされる。そしてダンは秩父の庵雲白という寺の十貫を尋ねろと命じた。
そこでゲンは老人に出会う。 ゲンがモロボシ隊長から言われて来ましたというと老人は「また厄介ごとを持ち込んだか...」と呟く。 （彼とダンがどうやって知り合ったかは不明だがかなりの付き合いらしい） 老人は当初、十貫であることを否定するが、彼を慕う少年がその老人を十貫坊と呼ぶ。
十貫に教えを請おうとするゲンだが十貫は何も知らないと全く相手にしない。 また試しに十貫に攻撃してみると簡単に当たってしまったり、だが十貫の後を追っていくと、 十貫は少年を抱えて崖を利用しての３段飛びで川を渡った。
ゲンは怪獣を攻撃するためにそれを会得しようとする。十貫は雑念を捨ててやることと忠告をする。 ゲンの特訓は数日続いて何度も川に落ちながら、ついに３段飛びを会得に成功して、十貫にお礼をいう。 十貫は東京にベキラが再び現われたことをゲンに教える。 そしてゲンは急いで東京に向かう。
その頃、ＭＡＣはベキラと戦っていた。 今度は青島がダンの命令を違反して怪獣の後ろに廻ろうとしていたが、青島はベキラの攻撃で怪我をしてしまう。 ゲンは青島を助けてベキラを攻撃。だがベキラは体を使ってゲンを潰そうとする。
ゲンはレオに変身！エネルギー光球でダメージを与え、３段飛びを利用してのレオキックでベキラを倒した。
ダンは命令違反をした青島に５日間の謹慎を命じ、ゲンもまだ５日間謹慎期間が残っていた。 ダンはゲンにはスポーツセンターに行くように、青島には温泉で怪我を治すようにと笑顔で言った。
ゲンは久々の休日で百子、トオル、カオルと遊園地に遊びに来ていた。 そんな時、ソフトクリームを食べているトオルをギロ星獣は見ていた。 そして怪獣ショーに紛れ込んでいるときトオルもギロに気付いて２人は仲良くなる。 しかしギロを見てゲンはトオルに離れるように言うと２人は一緒に逃げた。 ゲンはトラックに乗って追いかけるが、ギロは角から白い液体を発射して巨大化。 そしてトオルを手の平に乗っける。
ゲンはレオに変身。お互いに投げ技や蹴り技を繰り出し激しい戦い。（よくトオルが無事だったなあ） しかしギロは途中で姿を消す。 ダンはゲンが作戦もなくレオに変身したことを怒り、ギロがトオルを宇宙に連れて行こうとする可能性があることを示唆する。
夜、ギロとトオルは再び遊園地で遊んでいる。 ゲンが囮となってトオルとギロが離れたところをＭＡＣは攻撃。 （トオルはこの時、昏睡状態になる）ギロは再び姿を消す。
トオルはギロといっしょにいる夢を見ている。 そんなトオルの笑顔を見ていてゲンはギロはこちらが攻撃しなければおとなしい怪獣なのではと思う。 トオルの病室を出た後、それを口にするが、ダンはそれを却下。 ギロの出す白い液体に対抗するための特訓を命じる。 （その際ダンはこの病院には犠牲者がいるというがトオルか別人かはっきりしない） その頃、意識を取り戻したトオルは病院を抜け出す。
ゲンは白い液体を出すマシンを相手に特訓を開始、その中で体を丸くして回転し遠心力で液を吹き飛ばす方法を思いつく。 ＭＡＣとギロが戦っている間もゲンの特訓は続く。（今回のゲンは泡まみれ） ようやく液を弾き返す技を身に付けるとレオに変身。またも両者の激しい戦いが始まる。 その最中にギロの体の中にいたトオルが飛び出てしまう。レオはトオルをキャッチして地上に置く。 その後も戦いは続き、ギロの白い泡にもめげずに反撃し、互角の攻防が続く。 そしてついにレオはギロの角を切断。ギロは白い泡を体から出して等身大になって死亡する。
トオルはギロの死に涙してＭＡＣを非難（特にダンに対し）、そして「僕もギロと一緒に宇宙に行けばよかった」と嘆く。 そんなトオルに対しダンは「ギロを生き返らしたらＭＡＣを許してくれるか？」と尋ねる。 喜ぶトオルだが、ダンは「ただし地球にいることは許されない、宇宙に帰ってもらう」とも続けた。 レオはギロを甦らせる。 トオルはギロに駆け寄ろうとするが、ダンは「ギロには優しい心をもったまま帰ってもらおう」と言ってそれを止める。 トオルはギロとの思い出を胸にギロに別れを告げた。
今回はトオルとギロ星獣が遊ぶシーンでは光の合成で、 ゲンの特訓やレオ対ギロ星獣の戦闘シーンではシャボン玉を使って幻想的な映像を作り出してます。
宇宙から生命反応がある物体が地球に飛来。 ＭＡＣ隊員達が現場に駆けつけると怪獣が尻尾だけ地表に出して潜っていた。 尻尾を攻撃するＭＡＣ。怪獣も尻尾から光線出して反撃しながら徐々に姿を現していく。 ＭＡＣは怪獣の振り向きざました時にゲンが攻撃する作戦を立てるが、怪獣の顔を見たゲンは突然、攻撃をやめてしまう。 怪獣はＬ７７星が滅亡前はレオのペットのロンだったのだ。
ロンはＬ７７星滅亡後、宇宙を放浪しているうちにおたずね者の怪獣になっていた！ ゲンが攻撃をやめたため、ＭＡＣ隊員はロンの攻撃で負傷してしまう。
基地に戻ると青島は「おおとりといっしょには戦えない」とダンに訴える。 ダンは隊員たちにマッキーの整備を命じ、ゲンと２人きりになると、攻撃しなかったゲンを厳しく批判。 ゲンは故郷を失った悲しみは誰にも分からないと反論するが、 ダンは「一歩間違えればお前もああなっていたと（おたずね者に）いうのか！」とさらに厳しい態度をとる。
その後、ゲンはカオルたちの遊んでいる公園でギターを弾いていた。 そこへカオルの友達の母親が差し入れを持ってやってきた。 両親を失っているカオルは嫉妬して、その友達につらくあたる。
ゲンはそれを見ていたが、自分も両親を失っており、その気持ちが分かるので、カオルをうまく叱れない。 そこへ百子が現れ、カオルを叱る。そしてカオルは友達に謝り、仲直りをする。
その後、百子はカオルを叱らなかったゲンを「寂しいからといって、何をしてもいいなんてことはない！（中略） ましてや、愛情があれば絶対にしらん顔なんてできないはず」と問い詰める。
ゲンの頭の中でダンや百子の言葉が駆け巡る。 そんな時ラジオからロンの情報が、ゲンは自分の考えを改めてロン攻撃を決意して、現場に向かう。 だが隊員の不信感は取れておらず、ダンから「隊員の信頼を取り戻してから作戦行動に加える」と言われる。
ＭＡＣはロンに攻撃を加えるが、ロンは尻尾からの光線と口から火炎を吐いて反撃、ダンの搭乗したマッキーも撃墜される。 それを見たゲンはマックロディーに乗り込みロンを攻撃。ロンはマックロディーを踏み潰そうとする。 ゲンはレオに変身。かってのペットと対峙するレオ。
レオはロンにおとなしく宇宙に去るように指示するが、ロンはそれに従うと見せかけ、油断したレオを攻撃する。 最初は尻尾を使ってレオを苦しめたが、レオに反撃されると主人のことを思い出したのか本当におとなしくなる。 レオは昔のようにロンを小さくする。そしてロンを手の平に乗せて去っていった。
事件後、ゲンはカオルに犬をプレゼントする。その犬の名前は「ロン」という。
・更新日：2011/03/18・ページ製作者：トータス砲