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参議院文教委員会2005年3月29日


  参議院文教委員会  2005年3月29日

○質問者 では、これは渡久山参考人と鳥居会長にお伺いしたいと思いますけれども、 今回の法案の中には就学援助、先ほど渡久山参考人もリアルなお話をいただきました。 また、高校の産業教育、定時制・通信教育、スポーツ振興の補助金の削減も盛り込まれています。
 私は、こうして重要なものを一括して法案にすること自体大変問題だなというふうに思うんですけれども、 この一つ一つの補助金について、一つは鳥居会長に、 中教審としてはどういう議論をされているのかというのをお聞きしたいのと、 渡久山参考人には、この補助金の就学援助に絞ってでもいいんですけれども、 役割について改めてお聞きしたいと思います。

○参考人(中央教育審議会会長鳥居泰彦) 就学援助の問題等々が今回の法案に盛り込まれている ということを私実は詳しく存じておりません。 中教審は割とそういうところは、今御指摘をいただきまして気が付きましたが、 情報不足のまま走っているところがあるというふうに思いまして、これからは少しそういう意味で、 進行中の法案審議についても、直接関係のあるところでありますので、 目配りをしなければいけないというふうに思っております。

○参考人(中央教育審議会義務教育特別部会臨時委員渡久山長輝) 私も、参議院の委員部からこれ送っていただいて、 ちょっと読んだんですけれども、今の就学援助ですね、これは非常に、 それの代替措置がとられているかどうかが僕ちょっと分かんないんですね。
 といいますのは、やっぱり日本の憲法や教育基本法は基本的には子供たちの、 子供たちの学習権を保障する、それは財政的な困難であり、 経済的に困難であれば国がそれをきちっと面倒見るというのが基本的な考え方なんですよね。 それからいうと、果たしてそれに代替措置がとられているかどうかというのが気になっています。