特集:新教育課程と学校事務
発行:2002年3月
A5判 64ページ 500円(送料160円) |
千葉大学水内宏教授(教育学)による巻頭論文です。 戦後の学習指導要領の変遷や、02年4月から実施されている新学習指導要領をみる視点、 学力問題のとらえ方について書いています。 |
科学教育に造詣の深い小学校のベテラン教員による論稿で、
彼自身の実践を紹介しながら新学習指導要領の問題点や事務職員との接点に触れています。 タイトルにも学校事務職員への想いを込められています。 |
フリーター問題にもかかわっている中学校の美術の教員へのインタビューです。 高校を中退した中卒者へのアンケートの取り組みやフリーター問題を通して、 中学・高校出の進路指導の在り方や今後の展望を熱っぽく語っています。 |
公費教育の危機的状況の中での予算運営の重要性と、学校事務職員が果たす役割の重要性が、 具体的に論じられています。 |
新入生にけん玉を公費でプレゼントする小学校で、事務職員が子どもたちとどのようにかかわっているか、 日常的な場面を含め楽しく紹介しています。 |
我が子も通うちょっと荒れた中学校に転勤したお母さん事務職員からの報告です。 施設破壊の跡に戸惑いながらも修理をしたり、3年生全員と菊の栽培に取り組んだり、 子どもアンケートを実施したり、異動1年目の様子をまとめました。 |
昨年のながの集会の学習講座を、誌上に再現しました。 希望して町役場から中学校の町費事務職員になったMさんが、 学校への想い、教職員とのかかわり、子どもアンケート、トイレ改修、 学校事務の魅力などを明るく、力強く語っています。 |
東京都で導入されようとしている「主幹制度」の詳細や、 実施されて30年を迎えた「任用1本化」制度、 ここ数年学校現場を混乱におとしいれている「人事考課(自己申告書)」制度について、 対談形式でまとめています。 |
1月に名古屋で行われた制度研の冬の集会のまとめです。 第1部(共同実施に学校事務職員の未来はあるか)、 第2部(学校にいてこそ −子ども・保護者の想いを仕事に−)の内容を、 各地からの報告を紹介したり、参加者の発言を取り上げたりしながら、 今日の問題点を整理しています。 「学校に根ざした学校事務職員の存在感を、子どもとともに、保護者とともに、 地域とともに創りあげていく実践を積み上げていきましょう。 その実践に取り組める、実践を保障する学校事務職員制度はどうあるべきなのか、 真剣に検討していきましょう」と、執筆者はアピールしています。 |
昨年12月に東京で行われた第15回教育財政シンポジウムの報告です。 今回のテーマは「これでいいのか?教育を『お金』で買う時代」でした。 テーマに即した小学校、都立高校)、高校・大学の奨学金、父母・住民の経済危機等のパネラーからの報告、 参加者からの討論、三輪先生(千葉大学)による問題提起とまとめが掲載されています。 |
「子どもが育つ環境を考える」をテーマにして、昨年12月に東京で行われた
学災連(学校災害から子供を守る全国連絡会)のシンポジウムの報告です。 制度研も「教育環境を子どもの目線で……」と題する報告を携えて参加しました。 制度研からの発言の概要も詳しく載っています。 |
採用2年目から20年以上発行し続けている人の登場です。 発行するたびに職員からの反応にドキドキする様子が綴られています。 |